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部屋に戻ってベッドに横になる。 相変わらず頭は真綿に包まれた様に得体が知れない。
自分が死ぬ事は怖くは無いが、明里を危険に晒した侭無責任に消えるのは我慢ならない。
明里:「何か、して欲しいことある?」/武琉:「有難う、今は良いよ。」
見ると、明里の目の下にはクマができていた。 そんな事にも、…気付かなかったのか。
明里:「遠慮せんでも良えねんで、ほら、アンタが寝てる間もウチが身体拭いてやってたんやから。」
鳩が豆鉄砲を食らった様な顔で、武琉が飛び起きる!
武琉:「な、なに、勝手な事してんだよ!」/明里:「照れんでも良えやん。アンタとウチの仲やんか。昔一緒に風呂入ったやろ。」/武琉:「幼稚園の頃の話だろ。もしかして…み、みたのか?」
明里:「結構可愛かったで、その、皮も剥いて中も綺麗にした方が良かったんかな?」
武琉、撃沈、、