153/316
-0153-
一か八かで、明里と一緒に部屋に入る。…
実の処、それ以上動く事は、出来そうにも無かったのだ。
明里に靠れた格好で、床に崩れ落ちる。
青い目の男:「私は教授のお目付け役として「委員会」から派遣された者だ。目的は同じだが、教授のやり方には賛成しない。君が望むなら教授の手の届かない処へ逃がしてあげる。」
武琉:「一体、お前達は何者なんだ?」
青い目:「人類の行く末を憂いる超国家組織、…とだけ言って置こう。信じるか信じないかは君次第だ。」
青い目:「今「私の仲間」が此方へ向かっている。 教授も「彼ら」には手出しできない。「彼ら」に保護を求めれば、こんな狂った状況から抜け出す事が出来る。」