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老人:「二週間、時間をやろう。その間に受精出来れば良し、駄目ならそれ迄だ。」
老人:「心配せんでも覗いたりせんよ。安心して存分に営むが良い。食事は一日2回だ。」
武琉も檻に閉じ込められて、…ドアの下の小さな扉から手錠の鍵が放り込まれる。
明里が行き成り抱きついて来て!…震えてる、怯えてる?…ずっと、…泣いていたんだ。
武琉は、優しく、それから力強く、明里の身体を抱きしめる。
武琉:「ゴメン…怖い思いさせて、」/明里:「ううん、武琉が居てくれるから、平気。」
観事:(明里の身体、…冷たい、)/武琉:(ああ、絶対にあいつら、赦さねえ!)
其の侭、…やがて、嗚咽が寝息に変わる迄、…やがて、憤りが確信に変わる迄、
観事:(明里は僕のモノ、…絶対誰にも渡さない。)