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メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード019 「私の知らないあいつ」
114/316

-0114-

一瞬、気を失いかけたその隙に! 観事が身体を乗っ取って、…仁美に挑む!


武琉:(てめえ、勝手に何してんだ! この人に怪我させんじゃねえ!)

観事:(判ってる、一寸匂い嗅ぐだけ!)/武琉:(もっと不味い!!…やめろー!)


観事の攻撃は「意識」を通さない、脊髄反射的に「考える」前に実行されている。

しかも自在に脳のリミッターを外した筋力の解放は、通常の人間の身体能力の7倍に及ぶ。


と言うより実質的には、急激な武琉の攻撃パタンの変化に、…仁美は惑わされた。


不用意に触れてくる武琉の右手を捌こうとした、その瞬間には、…

何時の間にか、武琉の左の人差し指が、…仁美の着物の帯の隙間に、差し込まれていて!


仁美:「あら、」


武琉は一瞬で仁美の帯を解いて!と言うか無理矢理引き千切った!

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