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武琉は、パラシュート部隊の多点着地の要領で、二階からの落下の衝撃を殺す!
観事:(凄いね!この子、あのフード男よりずっと強い!)/武琉:(知ってる!!)
仁美:「武琉さん、逃げているばかりでは、何も解決しないのですよ。」
観事:(僕にやらせて!)/武琉:(駄目だ!お前は引っ込んでろ!)/観事:(何でよお!)
武琉:「ちくしょー!」、…武琉、立ち上がって、階段を駆け上る!
仁美は淑やかに、階段上に佇んでいて、…何時の間にか特攻していた筈の武琉の身体は、…
再び、宙に舞っていた?
触れられた瞬間に、体勢を崩されて、…生殺与奪の支配権が奪われている。
仁美:「武琉さんは相手との距離に頓着が無さ過ぎです。…もっと繊細に、気を配らないと!」