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武琉:(明里!違う!!これは俺じゃなくって!何で俺、喋れないんだ?観事!てめえ!!)
観事:(だって、僕の自由にさせてくれる約束だよ。それに、武琉だってこの子の事好きだよね。)
武琉:(馬鹿!そんな事無いって!明里は、…明里だ! 好きとか、そういうのとは、…違う!)
観事:(またまた、だって僕の姿、…この子とソックリじゃない。)
武琉(=観事)、あまつさえ、鼻の先で「其処」を、…グリグリする。
明里:「もうあかんー!お願いー!堪忍してえええ!」
明里:「さっき、ちょっと、シッテもーてん! やから、…あかん、……て…、」
観事:(この子、なんで泣いてるの?)/武琉:(…もう、…何でも、良いヤ、…)
明里:「死ぬ、死ぬー、…アンタ殺してウチも死ぬーーー!」