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下位世界の『超』召喚獣  作者: 五月蓬
放浪の魔王クロード篇
29/55

恐れない者達

クロード篇、完結!





 黒い球体が刀を押し戻し、ばいんと跳ね返る!


 押し戻され、怯んだクロード。その腹めがけて、ゴム鞠のようにバウンドしながら高速で戻ってきた球体が突撃する。


 ぐりぃ……


「ぐふッ……!?」


 それは弾丸、いやむしろ砲弾。抉るようにクロードの腹にめり込んだむくちゃん。そのまま、その衝突の勢いを利用し、バウンド。部屋をそのまま跳ね回る!


 後は砲弾の雨霰。四方八方から黒いゴム鞠の突撃がクロードに襲い掛かる!




 むくちゃんのデスバウンド!


 クロードにダメージ!クロードにダメージ!クロードにダメージ!クロードにダメージ!クロードにダメージ!


「舐め……るなぁ!」


 さらに飛来する砲弾に、クロードが全てを断つ刀、銀月を合わせる。


『むくちゃん!』


 刀と生身の衝突。しかも相手は必殺の刃。


 しかし、既にその生身は刀を破っている。


 ギィンッ!


 刀は球体を受け止める。

 しかしクロードは顔をしかめ、歯を鳴らす。


「何故斬れない……!」


 動きを止めて、むくちゃんの赤い瞳がクロードを捉える。


「そりゃあ……『絶対に斬れる』と『絶対に斬れない』がぶつかれば……強い方が勝つむきゅ」


 ブン!と球体を振り払い、再び後退するクロードに、むくちゃんは残酷な真実を告げた。


「お前、俺より弱いむきゅ」

『むくちゃん強ーい!でも可愛くない!』


 むくちゃんを睨みつけ、魔力量、能力、その全てを総合的に判断し、しかし尚もクロードは笑む。


「……面白い!それでこそ、超える意味がある!」


 構えが変わる。そしてその身に流れる魔力の流れが変わる。


「……剣技?魔王の癖に、人間の技術を?」


 僅かに驚くむくちゃんを前に、クロードの呼吸が変わる。


「これは……剣技は人間が強大な魔族を打ち倒す為に編み出したもの!強大なお前を超える為にはうってつけだろう!」


 むくちゃんが僅かに警戒する。


 このクロードという魔王……妙な気迫がある。


 人間の……勇者にも似た飽くなき向上の心、そして無限の伸びしろ。


 三倍程度では負けるか?しかしこれ以上器が保つか?





 更なる解放を考えるむくちゃん。しかしその表情は途端に緩み、目が閉ざされる。




「……遅いむきゅ」


 バン!と扉が勢い良く開く!


「待たせたな!」

『タカシ君!』


 扉の前に立つのはタカシ達!しかし駆け付けた彼らにむくちゃん、怪訝な表情。


「……お前らその紙袋はなんだむきゅ!?」

「お土産買ってた!」

「ふざけんな!むきゅ!お前ら、離れようとしてる仲間に対する態度がそれかむきゅ!?」

「ドンマイ(笑)」


 やっぱりこいつらは……!


 なんか心配してたのが馬鹿馬鹿しくなるむくちゃん。しかし、何故か笑えてしまう。


「ところでお前ら、俺が怖くないかむきゅ?」


 むくちゃんの取り敢えずの質問。

 今のむくちゃんの魔力は既に並の魔王の三倍クラス。それを見て、むくちゃんとミリーの前に駆けつけ構えるタカシとゼブブが声を揃えて、ポーズを決める。


「「アリア(ちゃん)のクッキーの方が、万倍怖い!」」

「何それむきゅ!?」


 ドアの前で、荷物を預かっているアリアがうふふと笑う。


「も~!そんなに気に入ってくれたんですか~?饅頭怖い!って奴ですか?」

「何の話だ?」


 嬉しそうに微笑むポジティブアリアに不思議そうな表情のレイ。




「お前らが……魔王殺しか……!そしてお前がその主軸!」

「何だこいつ?」

「素晴らしい……見えるぞその底知れぬ能力……!お前こそ我がライバルに相応しい!」


 クロードの出会い頭のライバル宣言に、タカシは何か今までにない目をしていた。


 レイは震え上がる。


 燃え上がるような、しかし冷え切ったような……言わば冷たく燃える闘志か?その目はギラギラと輝いているようにも見え暗く濁っているようでもあり、混沌とした不気味さを漂わせる。


 師匠のあんな目、初めて見た……!


 あまりにも強過ぎるタカシは今まで敵を見る目が軽かった。まるで蟻でも見下ろすような余裕の目。しかし今はその目は異様なまでの敵意を秘めている。


 あの男、見た限りでも相当な手練れ……まさか師匠、あの男をライバルと認めたのか!?師匠の本気が、見れるというのかー!?




「名を名乗ぶふぇふ!?」




 現場は凍り付いた。




 刀を構え、言葉を発しかけたクロード。その顔面を、タカシは何の前触れもなく、瞬間的に移動して、無表情で、一言も発さずに、思い切り殴り抜いた。


 ぶっ飛び、思い切り床に叩きつけられ横たわるクロード。タカシはのしのしと歩み寄り、マウントポジションを取ると…………


 ゴスッ!ゴスッ!ゴスッ!ゴスッ!


 無表情でその顔面を殴りだす!


「し、師匠!?ちょ……いきなり何やってんですか!?」

「タ、タカシさん!?やりすぎですよ!何処の誰かも分からない人を!」

「タカシ!やりすぎ!」


 あまりのえげつなさに、全員血の気が引く。

 そんな中、むくちゃんは気付く。


 あいつ、キレてる?


 後ろを振り向き、気付く。傷のついた腕を押さえ、僅かに頬に涙の跡を残すミリーに。


 ミリーが傷つけられて怒って……?いや、あれは尋常じゃない。まさか、あれは主が傷付けられた事による……召喚獣の暴走!?


 まずい、と確信したむくちゃんがミリーに呼びかける!


「ミリー!タカシを止めろ!主のお前しかあいつは止められない!あいつは主を傷付けられて暴走している!」


 場に緊張が走る!


『タカシ君!私の怪我なら大丈夫だよ!だから止めて!正気になって!』




 ミリーの必死の呼び掛けにタカシは腕を止める。


「…………何を言ってる?」


 あまりにも冷たい声に、その場にいた全員が身震いした。


 そして、タカシは続けて口を開く。










「こいつは俺のライバルを語り出した……」

『え?』


 ライバル宣言に何か引っ掛かった?しかしいきなり殴り掛かって、ボコボコにして、とてもライバルとして戦ったようには見えない。


 タカシは血にまみれた拳を握りしめ、クロードを睨む。


「知っているか?クールなライバルキャラってのは……あれだ。何だかんだで主人公以上に人気になりやすいんだ。人気投票なんかやったら、主人公が負けちまう位にな」

「お前は何の話をしてるむきゅ!?」


 まさに意味不明。


 しかしタカシは真面目な顔で続ける。


「だから俺は、こいつがクールで居られなくなるまで、ボコボコにしなくてはならない……何故ならそうしないと俺の人気をこいつが持っていってしまうからだ!」

「お前は何の話をしてるむきゅ!?」


 むくちゃんが思わず同じ突っ込みをするレベルである。


「こいつが泣き喚いて許しを請うまで!格好悪くヘタレるまで!俺はッ!こいつをッ!殴るのをッ!止めないッ!」

『やめたげてよぉ!』


 思わずミリーが必死で止めるレベルである。その時、自称主人公のタカシは修羅と化していた!




「……やるな。流石は俺のライバル……!強さの中に、恐ろしいまでの気迫ッ!さらに容赦ない攻撃ッ!生ぬるい偽善者とは違う……それでこそ我がライバルッ!」

「まだ泣き喚いて許しを請わないか……!ならばもっと恥をかかせてやる……!」

「やめたげてよぉ!あとお前も強がるなむきゅ!顔がヤバいぞむきゅ!早く謝っておけむきゅ!」


 クロードは中々に端正な顔立ちをしていた。黒髪に切れ長な赤い瞳を宿す目、すっとした鼻に薄く力強く結ばれた唇、凛々しいという言葉の似合う男だった。しかし今はボコボコである。顔面が腫れ上がっている。酷い顔である。

 むくちゃんですら可哀相と思うレベルである。


「何を言う小さき魔王……!俺は屈しない!俺が屈するのは、誇りの旗が手折られた時だけだ!」

「もうベッキベキに折れてるだろうがむきゅ!」


 ボールみたいな顔して何言ってんだ!とむくちゃんが仲間達に目をやる。


「お前らも何とか言って……」




 そこでむくちゃんは思わぬ過ちを自分が冒していたことに気付く。


「ミリー……それやったのあいつか?」


 レイが血走った目でクロードにゆっくり近付く。


「ミリーちゃんに……女の子に傷を付けるなんて……何されても文句言えないですよね?」


 黒い笑顔でバキバキ指を鳴らしながら、アリアがゆっくりとクロードに歩み寄る。


「…………許さない」


 ゼブブが、いつの間にやら用意した巨大な棍棒を両手にぶら下げ、クロードに歩み寄る。


『む、むくちゃん……みんなを止めて』

「お前が止めろむきゅ。みんなお前の為に怒ってるむきゅ」

『無理だよ!怖すぎるよ!全員殺人鬼みたいな目してるよ!むくちゃん強いんだから止めて!』

「俺だって怖いわ!むきゅ!」




「「「ちょっとそいつ借りていいかな?」」」


 ブチギレ三人が変な声色でタカシに話し掛ける。


「……いいよ」


 タカシがマウントポジションを解除する。




 その瞬間であった。




「てめぇにも同じ目ェ見せてやろうかァ!?」

「許しません!絶対に許しません!」

「潰す…………男を潰す…………」

「泣いて謝れェ!」


 うずくまるクロードを全員で取り囲み、殴る蹴るの暴行!リンチ状態!


『「やめたげてよぉ!」』


 もうイジメにしか見えない!どっちが悪役か分からない状態である。




 軽くドン引きしながら見ているミリーとむくちゃんはしみじみ語る。


「何だかんだであいつらは仲間想いなんだなむきゅ。お前の為に、あそこまで怒ってるむきゅ」

『むくちゃんは案外怖くないんだね。本当に怖いっていうのはああいうのを言うんだね』

「むきゅ」


 クロードがボコボコにされているのを見ながら、ミリーはぼそりと呟く。


『…………一緒に……行こうよ』

「……え?」

『……何でもない』


 寂しそうに目を逸らすミリー。その表情を見ながら、むくちゃんはぼそりと呟く。


「……怪我、大丈夫かむきゅ?」

『え?うん……大丈夫だけど……』

「全く…………世話の焼ける奴むきゅ。……やっぱり放っておくと寝覚めの悪いことになりそうだなむきゅ」

『え?なんて?』

「……なんでもないむきゅ」




 沈黙。




『あ。逃げた』

「おお……おい。下脱がしたの誰だむきゅ」


 クロードがリンチから脱出する!その顔は目も鼻も分からない位に顔が腫れ上がっていて、服も滅茶苦茶である。ゼブブがなんかズボンを持っていた。


 息を切らし、トランクス一丁になったクロードは、しかし尚も笑う。


「く、く、くははははは!面白い!お前ら全員面白いぞ!その力も!容赦なさも!良い仲間を持っているな、タカシ!」

「盗み聞きした名前を得意気に呼んでますよ!あのゲス!」

「…………ちっ。逃がした」


 女性陣の荒くれっぷりが凄い。ゼブブちゃん、従者が見たら泣きますよ!


「お前らを倒すのは……この俺、魔王クロードだ。覚えておけ……」

「あいつ、どんだけポジティブなんだ!?」

「師匠、多分あいつ馬鹿なだけです」


 ボッコボコなクロードは高笑いし、刀を振るう。すると刀、銀月から黒い闇が溢れ出した。

 それに溶け込むように、クロードは姿を消していく!


「逃げるぞ!」

「くははははは!次会うときまで……死ぬなよタカシ!」

「あいつポジティブ過ぎるぞ!あれだけやられてまだ会いに来るつもりだ!くっそう!クールキャラを崩せなかった!」

「もうあれはクールとは言わないと思うむきゅ……」


 最後に再会を匂わせ消えた黒い魔王クロード。骨は折れてもその誇りの旗が折れる事は最後までなかった。










   ----




「やあ!みんな!お菓子好きかい?」

「うん、大好きさ!」

「よし、君達にお菓子をあげよう!」


 金髪に青い瞳、高い鼻の美青年が子ども達にお菓子を配る。その頭には申し訳程度にカボチャとプディングの冠。


「どうです?私の自信作、『綺麗なパンプディング』は」

「完全に趣味に走っただろむきゅ!?」

「これで子どもに加えて、マダムのハートもゲットだぜ!……です」

「お前、そんなキャラだったむきゅ!?」


 作業を終えたゼペットは、不満げに口を尖らせる。


「ボスが構ってくれないから欲求不満なんですよ……!男に逃げて悪いですか!?」

「お前、やたらと男の人形が多いと思ったら、またホストごっこにハマってるのかむきゅ!?」

「別にいいでしょう!?私の趣味は!作業は終わったんですし!」


 ゼペットは召喚した人形に指示を与えて操る人形術を操る魔人。人形に既に指示をプログラミングし、それぞれ薬に毒された者を治療するもの、薬や武器を処分するもの、お菓子の国の運営を担当するものなど、細かく分担された。

 既にパンプディング討伐による騒ぎの鎮圧、隠蔽は終わり、お菓子の国は平穏を保っている。


「あとは治療に時間が掛かるので其方はシマに戻って時間を掛けつつ。裏工場の処分はほぼ完了しました。運営の人形も機能してますし、一段落でしょう」

「そうか……ご苦労むきゅ」


 むくちゃんはゼペットに労いの言葉を送る。するとゼペットはぽっと頬を染めた。


「い、いえ!私はボスの人形ですので当然!それに暫くはこの国に残って経過観察しますのでまだまだですね」

「ああ。頼むむきゅ」


 むくちゃんはふわりとその白い体を浮かび上がらせ、ゼペットに背を向ける。その背中に向けて、ゼペットは視線を送りながら、呆れたような、寂しそうな微笑みを浮かべた。


「お~い!むく!大丈夫か!」


 お菓子の城の城門をくぐったむくちゃんに掛かるタカシの声。タカシ達は門から離れたチョコレートの噴水の前で手を振っていた。


「行くんでしょう?」

「……悪いむきゅ」


 むくちゃんは振り返らずに一言だけ呟く。素直じゃない上司に、ゼペットはくっくと笑いながら、囁いた。


「ミリーさん以外の皆さん、ミリーさんとボスの話にずっと応接間の前で聞き耳立ててましたよ。まあ広い部屋でしたし、細かい話は聞こえてませんでしたが」

「…………あいつら。……ってお前もかむきゅ?」

「おや。何でバレたんでしょう?」


 意地悪くクスクス笑うゼペット。むくちゃんはやれやれと溜め息を吐き、苦笑する。


「どいつもこいつも……みんな変態だな……むきゅ」

「でしょう?私だけじゃないんですよ」

「……そうだなむきゅ」




『早くしろー!カビ饅頭!』

「うるさい悪霊!むきゅ!」

「おやおや」




 キーキーと喚き合うミリーとむくちゃん。それを呆れ顔で眺めて、取っ組み合いの喧嘩を始める二人にゼペットは歩み寄る。


「お二人とも……喧嘩ばかりするのなら……蝋人形にしてやろうか?」

『「はいごめんなさい」』


 咄嗟に背筋を伸ばすミリーとむくちゃん。そんなビビるミリーにゼペットは首をぐいと寄せて、優しく小さく囁いた。


「……ボスを宜しくお願いしますよ」

『え?』


 ゼペットは聞こえないならそれでいいと言わんばかりに、キッと目を光らせ声を張り上げる。


「さあ!邪魔です!これからまだまだ忙しいのですから行った行った!」


 ミリーはぺこりと一礼し、ゼペットから離れる。それに続くように、むくちゃんもふわりと飛んでいく。


「ところでボス!」

「なんだむきゅ」


 ゼペットは意地悪く微笑んで主の魔王に最後の言葉を送る。


「『むきゅ』って何です?…………大魔王アリマ様?」


 もうその名前に震えるものはいない。誰一人として。

 しかし彼は喜びも哀しみもせずに、言葉を返す。


「違うむきゅ。俺は『むくちゃん』むきゅ。『むきゅ』はむくちゃんの口癖むきゅ」




 ゼペットは優しく微笑み、愛玩魔物のむくちゃんに、最初で最後の言葉を贈った。


「むくちゃんでも、あなたは私のボスですから。……行ってらっしゃいませ……むきゅ」

「……お前まで真似しないでいいむきゅ」




 ふわりと舞い、むくちゃんはミリーの腕の中にすっぽりと収まる。







 夜の結界覆う国、夢を叶えるお菓子の国。


 タカシ達は、再び6人で旅立つ。




 次なる魔王の住む地目指して。





クロード「ふふ……!この傷は次の再会の時まで、因縁の印として取っておこう……!」

チョコカラス「だ、旦那……病院に行った方が……?足に来てますぜ?」

クロード「くふふ……!武者震いか……!早くも俺の体も銀月も、奴との再会を楽しみにしているようだ……!」

チョコカラス「……旦那。取り敢えず下を」




 クロードはまだまだやられてませんよー!


怖さランク: アリアクッキー >>> 大魔王


 タカシ達は既に真の恐怖を知ってました、という……


 とやかくあってむくちゃん復帰!


 次回から新しい章ですよ~!パーティーメンバー回はまたしばらく……




ちなみにタイトルの恐れない者達=タカシ達+クロードですw


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