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二話 はじめての批評

更新おそくなってしまいすいません。


       投稿者 木野亜科 15歳~17歳 『女性』

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

▼良い点

はっきり言いますが無いです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

▼悪い点

>俺の兄の友達のお父さんは弁護士をやっているらしい。

・『の』の三回連続して使うのは読み難いです。音読してみればそれに気付くはずです。

>ドカーン バキューン!!!!!!!!!!!!!!! ドゲシ!!!!!!!

・表現が擬音語なのは文章が幼稚になってしまいます。。ちゃんと地の文で描写しましょう。さらに感嘆符の打ちすぎです。読み手にとってはただうつぐるしいだけです。


>「・・・・・・・俺はお前を助けたいんだ!」

 『・・・』ではなく『……』三点リーダーを偶数個使うのが基本です。


評、推敲をしましょう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

▼一言

お見受けする限り作者様は初心者ですね?

文章作法からやり直した方が良いと思いますよ。

わからない事があったら教えますので一緒に頑張りましょう!

よかったら私の作品をみにきてくださいね!

それでは^m^

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 この感想をみた俺から一言。

 ちゃんと批評を受け止めよう……批評も次へのステップアップだ……。

「って思う訳ねぇだろぉ!」

 俺はパソコンを持ち上げ窓から投げだそうとした自分を抑える。いかんいかん。

 どうせ、批評家気取りが俺の作品が素晴らしすぎて批判したくなっただけだろう。

 この妙に敬語なのもむかつく。しかも年齢が俺と同じ高校生。それでいて女。

「何が『推敲』『擬音語』『感嘆符』だよ……意味不明な言葉ばっかり並べやがって……」

 全くそれらの言葉の意味が分からない。……そうだ。

 やり返してやる。

 どうやら木野亜科と言うアマは小説を書いてるらしい。

「へっへっへ……。こいつの作品を思いきっきり批判してやる。俺を怒らせた事を後悔するがいい」

 優越感に浸りながら、俺はアマのユーザーページへと飛んだ。すると公開してある数は

一作品だけだったのでこの作品をターゲットへと決めた。

「題名は『名の無い花』? ……いかにも三流作品っぽいな」

 連載作品でどうやら終了時間は二四分。朝食には間に合う位の時間。

 俺は早速一話から目を通した。さーて……悪いところは何処かなー?



「省吾ー! 朝ごはん出来たわよー。降りてきなさいー!」

 一階から母さんの声が聞こえる。俺はというと――涙を流していた。

 主人公・祐也とヒロイン・洋花の純愛を描いた物語なのだが……。

 祐也と俺を当てはまる所があり、結ばれない二人を見ていると苛々してしまう。

 表現。語彙。描写。全てアマの方がうわまっていた。

 完敗。俺とは月と芋虫位のレベルの差。

 俺はお気に入りをする。――続きが気になる。早く書いてくれ、とさえ思う。

 連載作品じゃなくて商業作品だったら間違いなく俺は買う。

「今行くよー!」

 下にいる母さんに返事を返す。『名の無い花』の感想一覧をみると、

『最高!』『面白い』などの評価ばかりだった。当たり前の結果だとさえ思う。

 俺はパソコンを閉じ一階へと降りていった。

 

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