7「スケープゴート」
それにしても今回の自民党の総裁選挙と立憲民主党の代表選挙は見るに堪えない。
立憲民主党など、前回の政権時の生き残りか自民党への批判を前面に出し批判するだけの者、挙句は食料品への消費税無償化を訴えるなど自民党の対抗軸にはなり得ない面々である。
消費税無償化など、代わりになる財源をどうするつもりなのだろう?
どうせ、赤字国債の積み増しだろう。
何の解決にもならない。
共産党を除く野党が徒党を組んでも自民党を覆すだけの政策も無ければ、清濁合わせ呑むだけの度量のある政治家が見当たらない。
方や自民党だが、火中の栗を拾うだけの覚悟を持った候補者がどれだけ居るのか?
上位二人を除けば、自民党の総裁名簿に名前を残せれば死後も名誉を得られると考える輩が跋扈している。
上位二人の決選投票となるのだろうが、この政治の混乱を無事に乗り越える事は難しいだろう。
また今度も、政治の混乱から国民の目を誤魔化す為に、芸能人やスポーツ選手などの大物の違法薬物取締法違反容疑での逮捕が予想される。
この国では、検察と政権を握る与党との持ちつ持たれつの関係が成立している。
ただし、今回の件は与党への貸しが大き過ぎるので、検察には暫く頭を抑えられる事になるだろう。
さて、今回は誰がスケープゴートにされるのか?