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5「雌伏」

今井達の組織を追い始めて6年が過ぎた。

やはりガードが固く、容易に尻尾を掴ませては貰えない。

ただ、臓器移植の模倣犯による犯罪は下火になっている事だけでも朗報と捉えるべきだろうか?

いや、違う。

どんなに堅固な組織でも小さな綻びはあるはずで、まだそれを見付けていないだけなのだと自分自身に言い聞かせている。

少しずつではあるが、自分の為の時間を作れる様になって来ている。

この復讐を果たすまでは、結婚や出産などの私個人の幸せは棚上げするつもりだ。

父には申し訳ないと思うのだが、婚期を逃す事になろうとも今井の組織壊滅を完遂する決意である。


取り敢えず勉強を続けて中高一貫校に入学した。

折角やり直しの人生を歩んでいるのだから、勉強など今の自分に出来る事は悔いの無い様にやるつもりである。

ただ、現在の日本が生きるに値する国なのかは充分に見極める必要があるだろうと考えている。

日本の将来を悲観して自殺などするつもりもないのだが、ニュースや新聞の記事から得られる情報では、どうやら明るい未来を望むのは難しそうだが・・。

最近、違法な臓器移植目的の誘拐事件報道が極端に少なくなったと感じている。

これは、現代を生きる子供達にとって安心できる兆候だろうか?

いや、多分公になっていないだけで臓器移植目的の人身売買は秘密裡に行われているのだろうと想像する。

その根拠として、東南アジアの発展途上国で秘密裡に行われている貧しい家に産まれてしまった子供達の人身売買と違法な臓器移植がある。

彼らの置かれた状況を考えれば、この日本に産まれただけでも感謝しなければならない程、発展途上国に産まれてしまった子供達の悲惨な状況を見逃してはならないと思う。

この件については日本人も関与しているとの見解もある。

また、ペドファイルの問題もある。

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