~ばんりとらいあの恋物語!~
こんにちは!猫が好きです!
この小説を書き始めた理由は、私が通っている学校の中での出来事から始まりました。
小説が好きな人、ボーイズラブ(BL)が好きな人、女性の方たちにおすすめします。もちろん、興味を持ってくれた方、男性にも読んでもらいたいです!
では、たーんとお楽しみあれ!
中学校入学式初日、俺はある人に出会い、彼に惹かれていった。
そのひとは「帰りたい」が口癖だった。
――「・・或・・或!雷或!早く起きるんだぞ雷或!朝だぞ!!」
(なに姉さん・・まだ眠いんだけど・・・)
「もう7時半なんだぞ!」
わかったよ!
起きる!起きるから枕で叩かないで姉さん、、!
「起きないから叩いてるんだぞ!!」
わかった、わかった着替えるから・・
「ここで見とくから。」
え?いやいやそれはないだろ。
「別に僕は気にしないんだぞ?」
(いやいや、俺が気にするんだってばよ・・・)
・・行ってきます。
「行ってらっしゃいなんだぞ!!」
(俺は東雲雷或。黒髪狼ヘアーの中学1年生で、唯一の趣味は勉強だ。
俺は今、心に留めているやつがいる。やつは教室に着いて一番早く喋りかけてくるだろう。)
ガラッ(教室のドアを開ける音)・・おはよ~。
「あ、雷或聞いてよ~!!絆李の後ろの席の子の楽しみ、猫を見ることなんだって~!!可愛くない?! 雷或よりは可愛くないけど!! それでね~!!4組の〇〇さんが~」
(やっぱりな。)
(こいつは安神絆李。茶髪のブロンドボブで、こう見えて男だ。いつもハイテンションで低血圧の俺の天敵。こいつと喋ることも唯一の趣味だ。こいつの趣味は運動、それでもってかっこいい顔。本当に羨ましい限りだ。)
1時間目。「帰りたい」
2時間目。「帰りたい」
3時間目。「帰りたい」。
(絆李の「帰りたい」の連続パンチ。絆李のファンクラブの子たちは、一日に「帰りたい」を何回言ったか数えてる子もいるらしい。
でもファンクラブの子たちは何故か俺のことを嫌っているらしい。なんでだろ?)
(さて。次は英語。俺の得意教科でもあり、絆李の苦手教科でもある。)
「あーー雷或ー最悪だよー!今日一回も保体ないんだよー!!」
俺は嬉しいけどな。
「雷或が嬉しいならいっか!!」
(あと、もう一つ絆李の口癖がある。それは「雷或だーい好き!」だ。好いてくれているのは嬉しいが、少し恥ずかしい。俺も好きだけど。)
(次で今日最後の教科だ。これが終わったら帰れる。
それはなんと家庭科の調理実習。俺の一番好きな教科。しかも俺の好きな料理だ。やった!)
「起立。礼。始めまーす。
では今日はピザを作ります。まずはナンから作りましょう。」
(だがまあ、俺はナンが嫌いなのだ。絆李はピザ好きだし、あとで全部あげよ。)
(・・アクシデントが起きた。
絆李に喘息と蕁麻疹の症状が現れたのだ。たぶんナンの小麦粉だろう。僕は絆李を保健室に連れて行った。)
絆李、大丈夫か?
「うん、大丈夫。心配してくれてありがとう、雷或。」
良かった。なにかしてほしいこととかあるか?
「・・なんでもいいの?」
もちろん。出来ることならなんでもするよ。
「ほんとに?・・んと、じゃあ」
「・・ちゅう、してほしいな」
・・え?
「だめ?」
えっと、いやだめではな
「なら、して。」
(・・まさかのキスだとは。いや、したい。したいけど。)
で、でもキスなんかしても治らないよ
「気持ちが落ち着くの。たぶん。」
え、えっと・・じゃあ・・する?
「そっ・・とね。」
う、うん。ほんとにやるぞ?
「うん。来て。」
っ・・
ガラッ(保健室のドアが開く音)
先「大丈夫ですかー?安神さん。」
(先生だ・・!)
「は、はい!大丈夫です・・・。タイミング悪っ・・」
先「なにか言いましたか?」
「いえ何も!・・・!」
(泣きそうな目でこっち見つめられても・・)
ま、また今度な。
「雷或・・(泣)」
――(今は絆李と帰っているところだ。)
「なんで助けてくれなかったの」
そ、その
「かわりに何してくれるの?」
・・んーと
じゃあ・・一緒に遊「いいの?!」
(最後まで聞けよ・・)
それでいいなら。
「おけ!ありゃと!!雷或大好き!」
(はいはい。好き好き)
じゃあ、また後で。
「うん!」――
この小説を書き終えてまず思ったことは、この小説のようなボーイズラブを堂々とできるといいなと思いました。この連続小説を通して、BLの面白さを感じてもらえればいいと思っております!
読んでいただき、ありがとうございました!