表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The Lily 前世の記憶は邪魔である  作者: MAYAKO
三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

319/406

【第119話】 金狼のキン子   

今晩は。

20時より早い投稿になりました。

最近不規則ですみません。


 危険視されたかな?


 警戒か?


 授業とはいえダンジョンだ。

 危険が伴う。


 いや、この世界は危険に満ちているのだが、ダンジョンはその塊か?


 そう言えば、この世界でダンジョン攻略はしていないな?


 イオリちゃんに聞いてみたけど、魔力感知が可能なら、通常の戦いと変らないとか?


 変らない……本当か?違うでしょう?


 暗くて狭くね?

 槍は不向きか?


 あ、場所によるか。


 イオリちゃんは騎士団副団長になれる実力の持ち主、この人の普通が一般の普通とは違うのかも知れない。


 まあ、この際、ボッチでも仕方あるまい。


 ここでの私の目的、一番はメイドンの復活だ。


 ただ、闇雲のメイドンが封印されている塔を目指すと、獣人族や北のゴブリンさん達、秘のゴブリン達に迷惑を掛けることにならないか、と躊躇っているのだ。


 勿論、イオリちゃんにも。彼女はメイドンが作り上げた家系の一人だし。


 情報を集め、慎重に行動したい。

 心配事もある。


 メイドン、大破していないか?

 体内工場があると言っていたけど、工場そのものを破壊されていないか?


 メイドンの名前が、どんな影響をもたらすか分からない。


 それとも案ずるより産むが易し、だろうか?


 魔力も上昇したし、満月期に乗り込むか?


 メイドン探索にもダンジョン攻略は役に立つと思う。

 基本だし、どうにか、誰かとパーティー組めないか?


 ……メイドンのためだ。


 まずは、ポシェットくん在籍のパーティーに声を掛けてみるか。


 恐れるな、亜紀。

 怖くないよ、亜紀。


 席を立ち、纏まり始めたクラスメートのパーティーを尋ねる。


 いくぞ、せーのー!


「パ、パーティーに加えてもらえないかな?」


 ……い、言ったぞっ!


 ちょっと声、裏返ったかも知れないけど!


 ど、どうだ!?


 あ、ポシェットくん、目を逸らした!?


 ……なんで?

 どうして!?


 あっ!?


 あれ?亜紀が!?


 ああ、そうだね、友達と思っていたんだよね。


 仕方ないよ亜紀。


 きっと何か事情があるんだよ。


 だからそんなに悲しそうなお顔をするな!


 皆、何と答える?


 リーダーらしきエルフが答えた。


「いや、俺ら5人パーティーで挑もうと思ってるから」


 ぐぐぐっ、ここはもう一押しっ!


 がんばれ明季!

 怒るなよ阿騎!


 前へ進むぞ亜紀!


「私は、速攻を得意とする、ダンジョンでも重宝すると思うが?」


「ダンジョンで命を落とすことは日常だ。先生を信じて行動し、死んだヤツだって沢山いる。ここはそういうところだ。自分の命は自分で守らないと誰も守ってくれない。ましてシュート家・明季くんは入試で負傷した。実戦だったら死んでいるよ」


「……」


 言い訳もできんな。


 言っても信じてもらえない。


 あの負傷は、事の一面だぞ?


 本当に実戦だったら、まず一撃で倒している。


「強さも大事だが、生き残れないと意味が無いんだよ、ポシェ」


 それは私も、そう思う。


「一度ミスしたヤツは、必ず同じミスをする」


 う、確かにそうかもしれん。


「明季姫のミスは仲間の死に繋がると思う。とても強いけど、もろい気がする。俺はごめんだ、パーティーは組みたくない。人のミスで死にたくない」


 正当な評価と受け取るべきか?……他のパーティーあたってみるか。


 しかし、君達、私は今まで、とんでもないヤツと戦ってきたぞ?


 ああ、わたしのミスでエノンは死ぬところだったな。


 どれが、ベストの行動だったのだろう?


 周りを見る。


 このクラスの者達が、およそ倒せない相手も倒してきた。


 それでもパーティーは組みたくない?


 強さは認めるが、一緒に行動はしたくないってことか。


 私の力を利用しようと、画作する者さえいない?

 ある意味狡くない、正直か?


 ハピ子が目に留まる。


「あ、あのう、私達とパーティー組みませんか?」


 え?


「我を誘うか?ダンジョンに飛ぶ者は、不向きではないのか?」


「ハーピー族の魔力感知は特殊と聞きます。私達エルフと組めば、機動力が上がると思いますが、どうでしょう?」


「……ふむ、もう一押し欲しいな?エルフよ」


「戦闘力の高さだけではない、戦い方。ハーピーには独特の戦闘スタイルとセンスがあります、どうでしょう?」


「よかろう」


 やった!よし!と声が聞こえてくる。


 ここでハピ子が質問をした。


「獣人族はどう思う?」


 お?


「獣人族は、魔力や力が、月に支配されていると聞きます。満月期なら無敵でしょうが、ダンジョン攻略の日が、いつになるかまだ聞いていませんし、教えてもらえませんでした。明季姫は強力でしょうが、使い所が難しいです」


「あいつは平均して強いぞ?」


 お?


「でも、あの実技試験を実際に見てますし、一緒は怖いです」


「そうか、そう判断したか、なにお前達の考えが知りたかっただけだ、最速クリアを目指そうと思うが、よいか?」


「そのつもり!」


「ソレル姫、よろしく」


「姫はいらぬ、ハピ子でもいいぞ」


「えっ!?」


「気に入っているのだ、この呼び名」


 あ、念話だ!


(こやつらはお前の真価が分かっておらぬ、どうするキン子?)


(キン子?)


(金狼のキン子だ、だれも集まらぬようだが?ふふっ)


(様子見!)


(ぼっちか、泣き出すなよ?はははっ、お手並み拝見とするか?あん?)


 くっそおおおおおおおっ!ハピ子め!


 あ、ダンちゃんがゆっくり動いた!


 出来上がりつつあるパーティーを見ているな?


 一つを見定め、動くダンちゃん。


「入ってやろうか?」


 うわ、上からの物言いだな?


「え?いいの?でも壁役だよ?僕たち、魔法メインだし」


「がはははっ、壁役こそ俺の本領発揮だ!どんだけ頑丈かは、見ただろう?先生に蹴られ、壁ぶち抜いてもちゃんと授業に参加する、実は俺様真面目だぞ?」


「あははっ、こちらからもお願いします」


「同じクラスだ敬語はいらん」


「わかった」


「ああ、それから俺は壁以外にも、暴れるのが好きだ。暴走したら魔法で攻撃してもかまわん、ぶちのめしていい」


「え?」


「いつも暴走して失敗している、危ないと思ったら躊躇わず焼いても凍らせてもかまわん、躊躇うな」


「わ、分かった、みんな、いいかい?」


「お、おう」


 パーティーが次々に出来上がっていく。


次回投稿は 2023/05/13 20時頃の予定です。

サブタイトルは 残り者には福が? です。


2023/05/12 現在 1章、19話までイラストが付きました。

よろしければ、ご観覧ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ