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【第87話】 ステータス画面2

おはようございます。

朝刊です。

(お、お姉ちゃん?そのゲーマーの意味は?)


(知らないわ。でも私にとって、とても重要で、一番大事な言葉なんだと思う。生まれ変っても覚えているし)


(レイランお姉ちゃん、なんでその言葉が、前世の言葉だと?)


(直感で、確信したの。それに、ゲーマーなんて言葉、この世界に無いわ。ねえ明季、前から聞きたかったのだけど、このゲーマーの意味、明季は知っている?)


 な、なんと答える?


(し、知っている)


 (教えて!どんな意味があるの!)


な、なんと答える?そんなキラキラした目で……。


 (えーっと、世界(ゲーム内)を探求し、旅(クリアー目指して)を続ける一流の戦士達のこと?もしくは技(太鼓、ダンス、Get、K.O.、Hit、その他)を磨き、極め(コマンド入力他)、努力を微塵も惜しまない戦士達のことだよ)


 間違ってはいない、と思う。


(凄いじゃない!そんな意味があるのね!)


(うん、凄いよ)色々と。


(どうしたの?明季?)


(他は、なにか思い出せないの?)


(他は何も思い出せないの、このゲーマーって言う言葉だけよ)


(……そうなの)


(この言葉は、私の支えなの、意味が分かって嬉しい!ありがとう明季!)


 それからレイランお姉ちゃんと二人で、ステータス画面についてお話をした。

 より実戦向きに、能力を引き出せるように、脳内にステータス画面を構築していく。


 人族の能力、ゴブリンの能力、獣人の能力、今、行使できる能力と、再現できない能力を別けて、自分に何が出来て、何が出来ないか、見つめ直す。


 能力をハッキリと把握していないと、失敗に繋がる。


 あのダークエルフに、遅れを取るわけにはいかないのだ。


 ダークエルフ、にレイランお姉ちゃんが反応した。


「あのダークエルフ、私、信頼していたのに」


 ぽつりと寂しく、呟く。

 あ、レイランお姉ちゃん、悲しそう。


「明季は怒るかも知れないけど、あのダークエルフ、優し心だったのよ。あれは偽りだったのかなぁ」


「……まあ、私も信じたくはなかったかな、助けてくれたし」


「あの白いドーム、古代の技術で作られたらしいの。作ったのは東のダークエルフ一族。あの魔獣も、蜘蛛もあそこで作られている」


「侵攻の首謀者はダークエルフ?」


「多分。あまりあの白いドームに感応すると、意識がブレるから、控えているけど、ダークエルフで間違いないでしょうね。あの白いドームは無いほうがいい、中で作られたゴブリン達が、酷い目に遭っている」


 しかし、攻略が難しい。

 詰んでいる状態だ、無理ゲーになっているな。

 こちらの攻撃が、一切効果無し、何か改良しているな。

 王都に連絡していると聞いたけど、どうする?

 だいたい、あのドーム、補給とか、どうしているの?


「明季、魔法や身体能力の整理、うまく意思に組み込めた?この、すてーたすがめん、とかいうのに?」


「あ、あと一項目だけ」


 そう、残り一項目、ネクロマンサー。

 基本魔力が高くて使えない項目。


 使用条件が今ひとつ分からないけど、これが使えたら元帥さん呼べるし、白いドーム攻略に大貢献できるんだけどなぁ。


次回配達は 2023/02/13 17時の予定です。

サブタイトルは ネクロマンサはー目覚めていた です。

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