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The Lily 前世の記憶は邪魔である  作者: MAYAKO
二章

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181/406

【第72話】 翔べちゅんちゅん1

おはようございます。

朝刊です。

 レイランお姉ちゃんと目が合う。


「周囲警戒するね明季」


 コロ叔父さんと目が合う。


「後方の獣人を牽制するか、レイラン、数は?」


「待って、コロ叔父さん、今カウントしている」


「フーララさん、お願いがあるの」


「ゴブ?なんなりと、ホルダー阿騎ゴブゴブ」


「私の兄と姉、ヒューとミュー、それと姉レイランを砦で預かってもらいたい」


「ゴブ、分かりましたゴブ、責任をもって預からせていただくゴブ」


「アキ、戦えるよ?アキを護んなきゃ」


「ヒューだって戦えるよ?がんじょーだよ?」


 ん?ランお母さん?


「言い判断ですね、明季、二つに分けましょう。ヒュー、ミュー、砦に行きなさい」


「「邪魔なの?」」


「そんなことはありませんよ、あなた達には、この旅の一番大事な目的を達成してもらいます」


「「?」」


「この戦士の遺品を、砦へお願いします。必ず届けなさい」


「「わかった」」


「レイラン、二人をお願いね」


「はい、ランお母さん」


「明季、あなたはゴブリン族とご縁があるようですね?エノン、明季と砦へ、あなた達も砦に向いなさい」


 エノンと私は最前線へ立てと?


「後方の獣人は私達が対処します。いいですね?シン、アイ、コロ」


「いいぜ、ランお母さん!えーと全部で20人か?一人、何人倒せばいいんだ?7,8人ぐらいか?」


 アイお姉ちゃん、どう計算すればそうなるの?


「私とシン、アイで倒します、コロはアイのサポートを」


「了解ランさん」


「え?三人で倒すのか?だったら、えーと、ひとり5人?」


「7人だったら一人足りないわ、6人だったら二人生き残るわよ……アイ、帰ったら勉強ね」


 シンお姉ちゃん、目が怖い。


「別にいいよ、勝てばいいんだろ?二人残るのなら、私が9人倒せばいいのか?」


 7人に、残りの2人を足したのね、大丈夫かなぁ。

 狼エノンと目が合う。


「?」ユラリ、と尻尾が揺れる。


「エノン、私を乗せて飛べる?」


「え?明季くんを乗せて!?」


「お願い!」


「分かった!飛んでみる!」


 ヒュンと狼エノンは雀エノンに変わる。


「チュピピピイピピピピピッ」


 全長1.5mのもふもふの巨大雀は雌叫びを上げる!


 びよんびよんと跳びはね、朱槍を器用に足で摑むと、私に背を向ける。


(しっかり摑まってね!)


次回配達は 2023/02/07 17時の予定です。

サブタイトルは 翔べちゅんちゅん2 です。

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