表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
176/406

【第67話】 揺れる尻尾1

おはようございます。

朝刊です。

「明季、お前には頑張って欲しいと思うのだが、我は焦る一方で……」


 その時、何かが近づいてきた。


 !!


 肩に何か留まった!鳥?


「ホルダー阿騎、なぜ動かないのです?探しましたよ!」


 シルバーっち!?え?どうしてここに?


「亀さまから、お招きがありました。ご招待です」


 え?亀さん?お招きって!?

 それに動けるって?


 あっ!?

 動けた!?


「先程、魔力をプレゼントしましたよ?それにゴブリンの回路も一部開いておきましたが?お気づきに、なれませんでした?うふふっ」


 う、動けた!思い込みで、動けなかった?


 怖いな、思い込み。特にここは超空間だから、思いの強さが表れやすいのだろうか?

 だったらなんで、記憶が持ち出せないのだろう?

 こんなに思っているのに!


 私はゆっくりと、右腕を動かし、手を握り締めてみる。


「あ、ありがとう!シルバーっち!凄く嬉しい!」


 ゴブリンの回路もほとんどが、開いている!

 どうやったのだろう?シルバーっちが、ゴブリンの守護者だから出来たのかな?


「どういたしまして。狼さん、私がいるゴブリンの超空間に来ませんか?ここの超空間は本物ですから、魔力維持が大変では?今度はこちらが、ご招待致しますよ?」


「……」


 え?返事もしないの?

 そんなに嫌いか?ゴブリン。


「さまよう賢者が作り上げた疑似空間に来ませんか?疑似空間なので、内部で起きたことは現世に反映されませんが、ことのほか快適ですよ?あっ!」


 ん?

 肩に留まっていたカワセミは飛び立ち、ポンッと長身の女性に変わった。

 ええええっ?なに?どうしたのシルバーっち?


「ほら、ここは魔力維持が難しいです」


 私の横に、不思議な女性が起立していた。

 胸元の大きく開いたドレス?髪は栗色で、小さな可愛いティアラが頭に乗っかっている。目がくりくりと可愛く、耳が長い!最初はエルフのお姫様か、と思ったが、ちょっと違う。


 ゴブリンとエルフのハーフ?野性味があるのだ。

次回配達は 2023/02/05 15時 の予定です。

サブタイトルは 揺れる尻尾2 です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ