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The Lily 前世の記憶は邪魔である  作者: MAYAKO
二章

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172/406

【第63話】 友の行方

夕刊です。

(青3番ゴーレムは不通り島に渡ったドワーフ王が亡くなると、動かなくなったと伝わります。メイドンさまは、長らく不通り島に封印されていたそうです。なぜ封印されていたかは伝わっていません。封印の解けた彼女は、侵攻してきた魔王軍と戦い、朱槍に阻まれた魔王と相討ちになり、壊れました)


 メイドン!


 メイドン、会えると思っていたのに!メイドン!


 え?ん?魔王と相討ち!?

 魔王を倒せるのは、勇者だけじゃなかったの?


(勇者以外で魔王を倒したのは、唯一メイドンさまだけです。メイドンさまの言葉も伝わっています)


 どんな言葉ですか?


(魔王の大軍と魔王を前に、サイザンさまより弱そうだ、と魔王を格下扱いしたそうです)


 やったね、メイドン。その場にいたかったな。


 しかしお兄ちゃんより?何があったの?メイドン?何を見たの?


 きっとメイドンは、皆を守って相討ちになったのだろうな。


 そうでしょう?メイドン?


 その後、メイドンはどうなりました?


(メイドンさまは、王都に保管されています。壊れたメイドンさまを修理出来る者が、不通り島にいると伝わります。私達ではあの島に辿り着けません。)


 うわ、熱い視線を感じる。


 え、メイドンを連れて不通り島へ行けと?

 それは私だって行きたいよ?

 そう、すぐにでも!

 でも、下調べは大事だ。それと確認も!


 メイドンは自己修復するはず、そのうち動き出すのでは?

 

 いや、魔王の攻撃を受けたのだ、唯ではすまないだろう。


 それに、あれから何年経っている?金属疲労とかないのか?


 メイドン、どうにかしてあげたい!会いたい!


 王都行きが、徐々に私の中で固まっていく。


 どうにかして、学校パスで王都に留学できないだろうか?


 都合、よすぎか?


 ん、ちょっと待て?ここ超空間だよね?

 え?私、覚えているかなぁここでの会話!

 獣人だし、魔力、不安定だし……!


 ここでカワセミさんと目が合う。


 沈黙する私とカワセミさん。


 まずい。

 どうする?


 ……敵、来たよね?


(東より魔獣と魔ゴブリンの群れが、北より氷獣の群れが……それと悪意のある獣人族が20名程、西側に布陣しています)


 3方向からの攻撃か?

次回投稿は明日 2023/02/04 朝7時の予定です。

サブタイトルは その名はシルバー です。

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