【第34話】 夜明けはまだ遠い2
朝刊、2回目です。
どどどどどどどどどどうしよう?
え?え?どうしたらいい?こ、言葉が見つからないっ!
否定なんてしないよ!していないっ!
ここは素直に思ったことを、アイお姉ちゃんに伝えよう。
「ありがとう、アイお姉ちゃん。とっても温かく、ぐっすり眠れたよ」
「ぐすっ……ほ、ほんとか?」
「ホントだよ、だって金狼の力を持つ私が起きなかったのよ、起さないように静かに慎重に作ってくれたんだよね?」
「……ま、まあな」
あ、機嫌、直ったかも。
私はピョンとジャンプし、アイお姉ちゃんに抱きつく。
「わっ!あ、危ねーだろ!火傷するぞ!」
ぺろぺろぺろぺろ。
「ひ~っど、どこ舐めているんだよ!」
私は、アイお姉ちゃんのふさふさの耳に囁いた。
(アイお姉ちゃん、あのね)
(な、なんだよ?)
(ほっぺたをね、つんつんしたり、頭をよしよしして、ちょっとだけ起すんだよ)
(え?)
(そしてね、寒いからお家に入ろうとか言って、抱き上げるといいんだよ)
(お、お、おい、そんなことしていいのかよ!寝ているのに!嫌われたりしないか?)
(しないよ)
(ほんとか?)
(魔石一箇)
(のった!)
コソコソと、カマクラもどきに入る私達二人。
(アイお姉ちゃん、どっち?)
(お、じゃヒューな)
(では私はミューお姉ちゃん、と)
二人をランお母さんのところまで運ぶゲームだ。
次回サブタイトルは夜明けはまだ遠い3です。
MAYAKO=M
阿騎=あ
M 原稿用紙約2枚分だけど、3枚が良いかな?文章が少なく感じる。
あ とりあえず、2枚と設定したから2枚で、行ったらどうかしら?上手くいきそう?
M 今のところ、3話分出来ているけど。
あ 朝刊、夕刊してみる?
M う、それは無理かな?でも、できたらしてみたい。