<資料集Ⅱ:登場人物について①>
那珂乃です。
いつもハルたちの物語を応援してくださり本当にありがとうございます。
「サントラの春」編、クライマックスが近付いてます。応援よろしくお願いします。
これまでの物語で登場した「登場人物」に関する資料をまとめました。
全2回に分けて公開します。
万が一、質問がある方は感想にて伺いますが、あえて言及しなかった箇所や未確定な箇所もあるため、質問にはお答えしかねる場合がございます。
※注意※
資料の内容は「ハルのメトリア」編・「サントラの春」編のネタバレを含みます。
まだ本編未読の方でネタバレが嫌いな場合は、このページはスキップしてください。
【紹介リスト】
ハル
ウィル(ウィンリィ・ドーラ)
皐月
ダイヤ
ノウド
ニールセン
ハモンド
クラウス
星獣アストロ
ムンク
【主な登場人物】
ハル
3月生まれの14歳(「サントラの春」終了時に15歳)。身長164センチ、体重48キロ。サントラで暮らす金髪碧眼の少年。顔立ちが父親によく似ている。アパレルブランドRe:birthのファンで、いつも派手な色合いのパーカーを着ている。皐月の作るみかんパイが好き。都会暮らしに憧れがあり、いつかはサントラを出たいと考えている。5年ほど前に母親を魔獣で亡くしており、皐月が町へ来るまではハモンドと一緒に生活していた。ウィルからはしばしば父親のかつての称号をもじって『ミニスター』と呼ばれている。意味は「小さな星」「英雄の子」など。
<メトリア>
種類は『星』。貯蔵限界はテンポ100。(メトリア保有者のおよそ平均値)
星獣アストロと契約しており、『星剣』アストロを所有。
メトリアの性質は『集約』だと言われており、空から集めた星の光を剣撃として放つ用途が多い。父親が開発した高威力&高飛距離の直線的な『星撃』から、広範囲に剣撃を繰り出す曲線的な必殺技『僕の一番星』を自ら着想。
<作者メモ>
古風に描かれがちなファンタジー世界へ、現代っ子要素を持ち込んだらこうなりました。ヒネた性格はおそらくハルのご両親ではなく作者の遺伝です。
ウィル/ウィンリィ・ドーラ
8月生まれ。年齢非公表(推定40代)、身長非公表(推定175センチ)。シャラン王国の王子の一人で、くすんだ藍色の長髪と瞳が特徴。縹色とも。さまざまな色のロングコートを旅先の風土に合わせて着分けている。厚底のブーツを愛用。コーヒー中毒。本名で呼ばれることを好まず、特定の神秘への信仰も好まず、指導者を自称しては人々をより正しい道へ導こうとする。メトリアや王国情勢のことに詳しく、極東の文化にも造詣が深い。経歴はかなり複雑らしく、『神童』『暴君』など通り名も多い様子。大陸戦争時代は軍隊の司令官をしており、最後の戦場に降臨した『魔神』の影響で首に大きな火傷痕が残っている。
<メトリア>
種類は『水』。貯蔵限界はテンポ220。(メトリア保有者のおよそ最大値)
かつては竜と契約していたらしいが、現在は契約を解消している。『竜剣』インディゴを所有。
メトリアの性質は使い手の解釈によって様々だが、ウィルは『流動』を用いることが多い。メトリア医学に基づいた診察行為と、他人の周囲を流れる『水』から心理を読むことを得意とする。
<作者メモ>
貯蔵限界はまだ作中未言及でしたが、機会が無さそうなのでバラします。……クラウス亡き今、実はこいつが作中最強なのでは?
皐月
5月生まれの15歳。身長162センチ。ハルと生活を共にする少女。亜麻色の三つ編みヘアと桜色の瞳が特徴。極東の島国出身で、故郷から取り寄せたセーラー服を愛用している。得意料理はパイ料理。ともに大陸を渡った姉がいるが、姉は現在は違うところで暮らしているらしい。あまりサントラを出たがらず人見知りでもある。ハルのことを慕っている。
<メトリア>
種類は『花』。貯蔵限界は未計測のため不明。
極東特有のメトリアで、メトリアの性質は『成長』。皐月は庭のみかん栽培に使うことが大半だが、性質を利用して他人が消耗したメトリアの回復を早めることもある。
<作者メモ>
登場する女性キャラでは最も、いや唯一「女子力」があると思います。くれぐれも大事にするんだぞ、ハル。
【辺境サントラの住人】
ダイヤ
10月生まれの15歳。身長168センチ。ハルの幼なじみで唯一の友人。逆立てた黒髪と黒い瞳が特徴。年中タンクトップと半ズボンの姿で過ごしている。漫画やゲームが好きで、特にヒーローものの作品から影響を受けた結果、独自の『英雄学』なるものを有している。実家の農業を手伝っているが、将来は王都へ出て軍隊に入りたいと思っている。
<メトリア>
種類は『大地』。貯蔵限界はテンポ40。(メトリア保有者のおよそ最小値)
メトリアの主な性質は『硬化』で、防御の底上げに有用だが、武器や攻撃の全長をメトリアによって大きく伸ばすことも可能。現在は自ら編み出した突撃の必殺技『ダイヤモンド・スピア』を使うことが多い。
<作者メモ>
ハルより主人公感があります。ただし、このキャラを活躍させるには掲載誌(掲載サイト)をはるかに間違えております。
ノウド
6月生まれの37歳。身長184センチ。サントラの町長。丸眼鏡と黒スーツ姿が特徴。アレグロ出身でエレメント協会に属している術士だが、ハモンドに雇われ3年ほど前に移住した。仕事熱心だがかなりの毒舌家。
<メトリア>
種類は『風』。貯蔵限界はテンポ130程度。
メトリアの性質は使い手の解釈によって様々だが、ノウドは風の流れのひとつである『音波』を利用して術式の作成をする場合が多い。サントラの集落内に『結界』を張ることと、魔獣除けの『鈴』を制作することが術士としての主な仕事。
<作者メモ>
個人的に好きなキャラです。どうしてもサブキャラ感はぬぐえませんが、彼の台詞回しを考えるのが楽しい。
ニールセン
11月生まれの45歳。身長190センチ。サントラ唯一の酒場を切り盛りする店長。全身コブだらけの筋肉と強面が特徴。王国軍の兵士で長年王都で暮らしていたが、魔獣から住民を守るため、5年ほど前に移住してきた。ウィルとは旧知の仲らしく、大陸戦争時代もウィルが指揮する部隊に属していた。口癖は「やればできる」。
<メトリア>
種類は『大地』。貯蔵限界はテンポ70程度。
メトリアで戦うというよりは、『硬化』というメトリアの性質を利用して、一時的に防御力を底上げするためにメトリアを用いる場合が多い。
<作者メモ>
強いです。ただし本編の戦闘パートで活躍できる機会は非常に少ないです……。
ハモンド
12月生まれ。年齢不詳、身長135センチ。サントラの地主で、住民たちからは『長老』と呼ばれている。白いあご髭が特徴。アルコール中毒かつ怠け者。町の本来の管理者はハモンドだが、ノウドを雇ってからはもっぱら仕事をしなくなり、一日中お酒を呑んでいる。口癖は「ふぉっふぉっふぉ」。
<作者メモ>
いずれ作中の七不思議に数えられそうなキャラ。だからナニモンなんだよ爺さんは!
【その他】
クラウス
12月生まれの28歳(享年)。身長178センチ。シャラン王国で『英雄』と称されていた、王国最強の青年剣士にしてハルの父親。ウィルのことを唯一の友人と慕っていた。大陸戦争で活躍し国王から『マイスター』の称号を賜ったことから、その顔は王国中で広く知れ渡っている。15年ほど前に死去。魔神マーラを単身で倒したと言われていたが……? 結婚の有無は不明だが、ハルを身籠るに至った母親は極東出身者だとウィルに推察されている。
<メトリア>
種類は『星』。貯蔵限界はテンポ200程度。
高威力&高飛距離の直線的な『星撃』を使う……というか他の使い方を一切しない。純粋な剣術とメトリアの量でゴリ押すことが多く、メトリア運用の基礎理論である『ADSR』をまったく考慮しないため、術士たちからは昔から酷評されている。
<作者メモ>
優れた能力を持つ人ほど、どこか大きな欠陥を抱えている場合が多いと思います。こいつの場合は性格です。
星獣アストロ
聖地『天文台』に生息する神秘なる存在。全長750センチ、全身を流星で覆ったような毛が特徴。かつてはクラウスと契約しており、クラウスの遺言により、契約権および『星剣』アストロの所有権をハルへ移譲した。
<作者メモ>
人外ですが、これでも人間とまともに対話できているほうです。今後の出番は訪れるでしょうか。
ムンク
2月生まれの16歳。身長170センチ、体重55キロ。ソルフェで暮らすハンターの少年。黒のぱっつん頭と黒の細目が特徴。モノクロな基調の服を好んで着ており、自身の外見も相まってシルエットは闇夜そのもの。半年ほど前からハンター協会に属し、淡々と仕事をこなしながら人付き合いは必要最小限で済まそうとする。ハルやダイヤと比べれば、メトリアや王国の知識はそれなりに持ち合わせている。家族はいるが、ソルフェとは違うところで暮らしているらしい。
<メトリア>
種類は『風』。貯蔵限界はテンポ120程度。
魔境のルート検索で用いる『標識』と呼ばれる棒切れを、矢の代わりにして弓で射ることを得意とする。風によって矢の『軌道』を引くことにより、その矢は銃火器よりも曲線的で変則的、なおかつ高い命中率を誇っている。……というのがムンクの証言だが、ウィルはこれらを偽証だと主張している。真実はいかに。
<作者メモ>
「イメージCVは内山昂輝or江口拓也です」とTwitterで発言してたらなぜかバズりました。作中随一のミラクル男。
本日18時も「本編」の更新があります。ぜひお読みください。
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