<資料集Ⅰ:シャラン王国について>
那珂乃です。
いつもハルたちの物語を応援してくださり本当にありがとうございます。
「サントラの春」編、折り返し地点まで来ています。今後もよろしくお願いします。
これまでの物語で登場した、「地名」に関する資料を一挙にまとめました。
万が一、質問がある方は感想にて伺いますが、あえて言及しなかった箇所や未確定な箇所もあるため、質問にはお答えしかねる場合がございます。
資料の内容は「ハルのメトリア」編・「サントラの春」編のネタバレを含みます。
まだ本編未読の方でネタバレが嫌いな場合は、このページはスキップしてください。
【シャラン王国】
物語の本舞台。大陸西部に位置し、メトリア産業と鉄道が発達。シャラン鉄道は「七都市」を中心に線路が引かれており、国民が都市間を移動する際の主な交通手段として用いられている。王都には港も存在し、「極東の島国」をはじめとする他国との交易手段として用いられている。
王国地図は完全初公開です。
詳細が固まっていない箇所もあるため、地図は物語の都合上変更される可能性があります。
黄線:シャラン鉄道線路/青点および橙点:停車駅
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【七都市】
シャラン王国の主要都市の総称。約十五年前の「大陸戦争」終戦を機に、国王の宣言によって新たな王国の管理体制として成立した。それぞれの町には国王や王宮によって指名された、管理者または管理機関が配属されている。
『王都』ドラグニア:
いわゆる王国の「首都」にあたる。管理機関は「王宮」。
大陸西南部の島全土を領地としており、大陸への移動はヴァーチェと繋がる鉄道の「橋」でのみ可能。……各都市を移動するための線路と、「橋」を繋ぐ線路は防犯の都合上繋がっていません。ここ、重要。
『商業都市』ヴァーチェ:
作中では詳細言及なし。今後の物語での登場にご期待ください。
『管理都市』プレスト:
作中では詳細言及なし。今後の物語での登場にご期待ください。
『魔法都市』アレグロ:
管理機関は「エレメント協会」。
メトリアの専門家である「術士」が住民の大半であり、ラルゴに聖地を持つ「精霊」と契約していることが特徴。精霊は現段階で四体の存在が確認されており、同じ精霊と契約する家同士で集落を形成しているため、実質的に四つの地区(=派閥)に分裂している状態。
『工業都市』モデラ:
管理機関は「なし」。
住民による自治を特徴としており、現在は「モデラ自衛団」が内政と治安維持に取り組んでいる。極東からの移住者が多いらしい。鉄鉱山があり、主な産業は工業。
『文化都市』ダンテ:
作中では詳細言及なし。今後の物語での登場にご期待ください。
『精霊都市』ラルゴ:
管理機関は「エレメント協会」。
王国がある大陸世界と、神や精霊が生息する世界を繋ぐ「聖地」が点在していることが特徴。聖地に立ち入るためには、特定の神秘と契約する資格を持つ人間(=鍵)と、普段は閉じられている聖地を開錠するための術式を用いる技術を有した術士(=鍵穴)が必要。主人公・ハルが「星剣」を手に入れるために向かった、聖地「天文台」もこの都市に存在。
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【その他・王国の領地】
サントラ:
王国の辺境にある山あいの町。人口およそ二千人。主な産業は農業。本来の管理者はハモンドだが、現在はハモンドに雇用されたノウドが代わりに町の管理をしている。……主人公・ハルが暮らしているため、今後も登場する機会は極めて多いです。
ソルフェ:
サントラの隣町。森林に囲まれている。人口およそ五千人。主な産業は狩猟。管理機関は「ハンター協会」。……ちなみに、次ページから再開される本編の舞台はここです。
コーラル:
サントラの近隣の町。ライブハウスがある。
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【終戦の地】
シャラン王国の領土ではありませんが、物語の本筋に関わる重要な場所のためご紹介します。
大陸の中央部に位置する。(王国地図の右上にある赤印)
約十五年前まで続いていた人間国家間の勢力争いである「大陸戦争」が、「魔神」マーラの降臨により突如として終わりを迎えた場所。マーラおよびマーラが使役する「魔獣」による人的被害は計り知れず、生存者が極めて少ないため、マーラの全貌を目撃した人間が現段階では確認されていない。
とある人物が記した「マイスター伝説」によれば、シャラン王国の「英雄」と評されていた青年剣士によって、マーラは討伐されたと言われている。
本日18時も本編の更新があります。ぜひお読みください。
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