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小さなピエロ  作者:
【第1章】幸せとその終わり
2/2

赤ん坊


この国には有名なサーカスがあった。

そのサーカスはいろんな街へ訪れては、観客を笑顔にさせて居た。

そんなサーカスがいざ移動と言う時に箱を見つけた。


『なんですかねこれ?』

と下っ端


『子供…?』

とその他男性陣


『赤ん坊よ!どうしてこんな所に…可哀想棄てられたのね…』

と唯一の女性のライオン使いの女。


そしてライオン使いは続けた

『団長さん、この子をみんなで育てたいです。駄目なら私はサーカスを辞めます。』


団長はこのメンバーの中で、唯一子供についてわかって居る人だった。

見つけた時点で育てようと言う決意はあったのだが、ライオン使いの言葉に止めざるを得なくなった。

子供もそうではあるが、ライオン使いを無くす訳にはいかなかったのだ。


団長は言った、

『わかった、育てよう我らのサーカスで!』


その言葉にみんながぱあっと明るくなった。

そして新しいメンバーが加わったのだ。


名前を決めようとなったのだが、人気なサーカスでしたから人数も多くなかなか決まらず、最終的にはピエロという名前になって居ました。



最初はもう楽しく、ピエロが拾われてから3年経ち3才となった頃には、このサーカスは前以上に明るく楽しく賑やかになりました。


その頃のピエロは団長を団長さんとライオン使いをお母さんと呼んで居ました。

団長は、どうしてもピエロにお父さんと言わせたかったのですが、喋りを教えて居たのもライオン使いだったので、団長を呼ぶ時は団長さんになってしまって居ました。


みんなはピエロを楽しませようと、いつも以上に頑張ります。

そのお陰でか、前も面白かったがもっと面白くなったと評判になり、お客様も増えて行きました。


そんな楽しかった日々も長くは続かないと解るのはもう少し後のお話…

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