表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小説の書き方

作者: Kazuya2009

<はじめに>

 断っておかないとならないことですが、この小説の書き方を読んだからと言って小説が書けるかというと必ずしもそうではありません。

 感性は人それぞれですし、表現方法も。

 ここでは書き方とは言っても参考程度で考えてください。

 小説を上手く書くためのきっかけです。


<1.閃いたらとりあえずメモ>


 小説を書くに当たって一番重要なことはメモです。

 思いつきで書き始めることもありますが、その際にもネタ、材料が豊富ならそれだけ面白いものが書けます。

 日常生活のちょっとしたことから、感動したこと、怒りを感じたこと、悲しかったこと。何でもいいんです。まずはそういったことをメモしてみてください。

 メモを取ったことがそのままネタに材料にならない場合も多々ありますが、そういうのが溜まって来るとキーワード同士が結びつくことがあります。

 メモの例と上げると、

 ・ライバル

 ・失恋

 ・幼なじみ

 3つのキーワードをメモしたとします。

 これらは単体でも使えますが、これらを合わせると次のような考えが作れます。

 ・本命の彼を巡って、ライバルと競う。(ライバル要素)

 ・結果、ライバルに負けてしまう。(失恋要素)

 ・その時、幼なじみが優しくしてくれて本当に大切な人に気が付く。(幼なじみ要素)

 まあ、ありきたりなものではありますが、ここから発展させてオリジナリティを出せば面白い小説が書けるかも知れません。

 ちなみに何も最後の幼なじみが助けてくれるようにしなくてもいいのです。

 同じキーワードを使って、

 ・本命の彼を巡って幼なじみと競う(ライバル+幼なじみ要素)

 ・結果、幼なじみに取られてしまう(失恋要素)

 みたいにしてもOKですし。

 もっとも100人いれば100通りの書き方がありますから同じキーワードでも全然違う流れの作品が出来上がるのは当然です。

 キーワードが出たらいくつか組合せながらいろいろな物語の設定を考えると楽しいのではないでしょうか?


<2.設定を考える>

 

 小説を書くのに必要なことですが、設定を考えて見ましょう。

 行き当たりばったりでもいいのですが、設定がないと行き詰ることが多いです。

 二次創作とかはすでに骨格があるので後は自分のちょっとしたアイディアで案外書けてしまいますがオリジナル小説とかはそうは行きません。

 設定は

 1.人物設定

 2.背景設定(世界観や舞台となる街の構成など。学園ものなら学園の規則とかその辺も)

 3.簡単なプロット

 と言ったところでしょうか。

 

 実は1と2が出来ればシリーズ化など出来たりします。

 二次創作の作品が長続きする例がありますが、こういった理由があるわけですね。

 3のプロットはいわゆるあらすじです。

 簡単に3、4章構成で考えるのが無難です。

 短編やショートストーリーでもちょっとした展開分けで3つか4つくらいに分けて書くのもいいかと思います。

 

 あとは設定を作れるようになったら、前の設定を使って新たな設定を作ってしまうのもありです。

 前に作った没作品や完成した作品の設定を新たに肉付けして新しい物語を考えるとかも方法の一つです。

 良い例がCLAMPさんの作品でしょうか?

 CLAMPさんの場合は完成した作品の基本的な人物設定を残したまま、そのキャラクター達を他の作品に流用しています。

 

 背景設定も流用できます。

 同じ世界、同じ舞台で、違う人間の視点から物語を展開するという方法もあります。いわゆる番外編とかもこれに当たるのかも知れませんね。

 タイトルやテーマが違うものの実は同じ世界の作品でしたというのは結構あるものなんですよ。


 設定を作った上での注意は、設定はあくまで材料の一つだということです。

 設定に縛られて小説が書けなくなっては元も子もないので基本的な設定を踏まえつつ自由に書くのがいいでしょう。


<3.書き切ること&手直しすること>

 

 小説を書いてて行き詰ることがあると思います。

 そういう時はとりあえず書き切ってしまうのが手でしょう。

 行き詰っているのに書き切れるか?と思う人もいるでしょうが、これは無理やり終わらせるのです。

 理想なエンドを書くことが出来る人は実際少ないでしょう。

 ならば、とりあえず書き切ってしまい後で手直しするのです。

 読み返すと手直し出来る部分は多いので、手直ししているうちに納得の行くものが出来上がるのです。

 書いて、手直し。これを繰り返すことで小説の質も向上していきます。


<4.とりあえず書きまくる>

 

 小説を書きはじめたらとにかく数をこなしてみることです。

 400詰め原稿用紙10枚程度の物語がいいですね。

 なぜ短い物語なのか?

 それは自信をつけるためでもあります。

 いきなり長編小説を書ける人もいるでしょうが、大抵は行き詰ります。

 それなら短い物語を書いて完成させたと言う達成感を得るのが小説を書き続けるコツですし、何より苦になりません。

 ひとまずは書いて、慣れてきたら長めの作品を作っていくと言うのがいいと思います。

 ちなみに筆者は14歳から小説を書いてきましたが19歳の時に初めて、原稿用紙25枚程度の作品が作れました。そこから少しずつ増やしていっています。

 没作品となるともういくつあったか分かりません。


<5.本を読むこと>

 

 最後に小説を最も上達させてくれることを書いておきます。

 それはひたすらプロの小説を読みまくってください。

 誰か一人でもいいですし、何人でも。

 表現の仕方やキャラの動かし方など勉強になることは多いです。

 また、創作意欲もわきますから自分で小説を書くと同時にプロの作家さんの小説をぜひとも読みましょう。

 物事はまず真似ることから始まりもしますので、お手本になる作家さんを見つけるのも上達への近道です。


<終わりに>

 駆け足で小説の書き方を書きましたが、筆者が書いたことが全てではありません。ここではいろんな書き方がありますが、自分の書き方を確立するきっかけを与えているだけです。

 ここのことを参考にあなただけの小説の書き方を確立して見て下さい。

 最後にこんな駄文を最後まで読んでくれて方、本当にありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ