はじめらへん
少々拙い文章ですが御了承ください
僕殴りたいです。
そして土下座したいです。
そんでもって監禁されたいです。
でから課長になりたいです。
結局は野球したいです。
(↑間長くね?長くないか。よし分かった)
俺は噂の野球馬鹿(本当に馬鹿)中西 毅義。野球にのめり込んで早12年。全国高校野球選手権大会大阪府予選準決勝で負けた去年のリベンジ!と一人意気込んでいた(ついでに言うと大阪だけど標準語で喋ります)。
中西
「矢垣監督ぅ〜ちょっとはやる気出しましょう!やる気を!」
矢垣
「出してるじゃないか、だから準決勝まで行けたんだろ」
中西
「でもたかが準決勝ですよ。出来る事なら甲子園まで行きましょうよ」
矢垣
「デカイ事言うな。大体こんな弱小が準決勝まで行けたんだろ、凄い事だ」
確かに弱小だ。
大阪府ではトップクラスの弱小だ。
でもそんな弱小が甲子園まで来たらどうだ。暴れに暴れて大波乱を巻き起こしたらどうだ。矢垣マジックと言われるまでに暴れ倒したらどうだ。皆は感動する。驚愕、波乱、混乱、感動、英雄。野球人として耐えられない程の快感だ。しかし、我が府立加美高等学校野球部には、それを目指そうとする意気が無かった。
矢垣
「さあ部員共集まれー」
グラウンドに出て矢垣則生監督が部員を集める。部員は全部で15人。俺は4番セカンドを打つキャプテンだ。
部員を紹介するとこんな感じ
1川山賢士
エース兼守備固め用の外野手。俺を除くとチーム一の熱血漢。準決勝まで行けたのはコイツのお陰。
2奈良泰斗
5番を打つキャッチャー。たまにピッチャーをやる。制球力と決め球・ナックルが武器。体が異常な程丈夫。
3剣持太郎
これと言って特徴の無い地味なファースト。だが実は守備が無茶苦茶上手い。しかし監督すら知らない。
4中西毅義
俺。熱血漢。たまに相手と殴り合いの喧嘩になる。チャンスに強く、特に一打サヨナラや満塁に強い。
5中野彰文
基本サードを守る。打順はこれと言って決まっていない。内外野捕何処でも守れる器用さが売り。
6高田五郎
3番ショートの主力。頭が良く、頭脳的なプレーで相手にプレッシャーを掛ける。ユーティリティープレイヤー。
7村山昭聡
バント以外はまあまあな選手。バントは自他共に認める超一流。プッシュ・セーフティ等何でも出来る。
8佐々田小三郎
自称・佐々木小次郎の先祖で外野手。明智とのセンター争いは凄まじく、近々決着が付くとの事。
9野間のま太
自称・野比のび太の親戚で外野手。兎に角巧打力が凄まじい。広角打法で一時4割を打った浪速の首位打者。
10野牧茂人
何か顔が
「矢垣監督っぽい」
という理由で
「監督」
って呼ばれてる外野手。能力は普通。とことん普通。
11利根川ペンパルプン
控え投手。通称
「トネ」
。左サイドからの球は重みがあり川山を脅かすが、ほとんど競り負けている。12明智光義
明智光秀の実の子孫で俊足の外野手。今はベンチだが、一時レギュラーだった。ドラえもんの声真似が得意。
13轆轤建一
強肩捕手。1年。奈良が投げる時にマスクを被る。監督はナックルを捕れるとして轆轤を重宝している。
14鎌ヶ谷達也
1年投手。右。ストレートが良いと監督の期待大。あだ名は『カマキリ』。目がずば抜けて良い。
15野比のび太
外野手。あの野比のび太。走力以外は全て水準以下。ジャイアンにいつも追い回されてるので走力だけ発達。
てな感じ。まあ川山と俺と野牧以外は甲子園などとは夢にも思ってない。しかし、今から行くのだから思っていて欲しい。