初恋
次の日、教室に入ると加藤と目が合った。
「おはよう」
「おっす」
俺は席に着くと昨日のことを思い出していた。
「翔くん、昨日はありがとうね。」
「いいよ、気にするなって」
「また、一緒に遊びたいね」
「そうだね」
佐藤がやってきた。
次の日、教室に入ると加藤と目が合った。
「おはよう」
「おっす」
俺は席に着くと昨日のことを思い出していた。
「翔くん、昨日はありがとうね。」
「いいよ、気にするなって」
「また、一緒に遊びたいね」
「そうだね」
佐藤がやってきた。
「佐藤、昨日の埋め合わせは必ずするよ」
「ほんと?楽しみにしてるね」
こうして、俺たちの関係は少しずつ変わっていく。
青春攻略ノートには新しい項目が加わった。
・佐藤とさらに仲良くなる。
これからもっと距離を縮めていく必要があるだろう。
俺は二人の女子生徒と仲良くなった。
一人は元気な美少女の佐藤彩花。もう一人は、加藤愛美。
佐藤とは趣味が同じということで話すようになった。
加藤は最初は少し苦手意識があったが、意外に話しやすいやつだということで仲良くなっている。俺は今、非常に困っている。
なぜなら、佐藤に告白しようか迷っているからだ。
きっかけは些細なことだ。
体育の授業のサッカーで転んで膝を擦りむいてしまったときだ。
「大丈夫?」
「痛い」
「保健室行く?」
「いや、絆創膏貼っとけば治ると思うから」
「だめだよ、ちゃんと手当しないとバイ菌が入ったら大変だから」
「わかった」
俺は佐藤に手を引かれながら保健室に連れて行かれた。
「先生いないみたい。私がやってあげる」
「いや、自分でできるから」
「遠慮しないでいいよ」
佐藤に傷口を消毒してもらったあとガーゼを貼られた。前世では、こんな展開にはならなかっただろうな。やっぱり顔も影響しているのかもしれない。
「はい、これでよし。早くよくなるといいね」
「うん、ありがとう」
「どういたしまして」
「あのさ、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「うん、いいよ」
俺は佐藤に思い切って聞いてみた。
「佐藤って好きな人とかいるのか?」
「えっ?」
「あっ、変なこと聞いたな、今のは忘れてくれ」
「ううん、いいよ」
「えっ?」
「実は私、翔くんのことが好きかもしれない」
「えーーーーーー」
思わず叫んでしまった。
「翔くん、うるさいよ」
「ごめん」
「いきなり言われてもびっくりしたよね」
「ああ」
「でもね、私、ずっと翔くんのこと見てたんだよ。いつも優しくしてくれるところとか」
「そうなんだ」
「私じゃダメかな?」
「えっ…?」
「なっなんでもない」
そして、佐藤と付き合い始めて1ヶ月が過ぎた。
今日は土曜日なので二人でデートをしている。
俺は佐藤にプレゼントを買うためにショッピングモールにやってきた。
いろいろ悩んだ結果、俺は指輪を選んだ。
喜んでくれるかな。
俺は待ち合わせ場所に行くとすでに佐藤が待っていた。
俺は声をかけると彼女は笑顔で応えてくれた。
それから二人でいろんな店を見て回った。
そろそろ帰ろうかという時間になり、俺は彼女に指輪を渡した。
彼女はとても喜んでくれた。
俺は彼女の喜ぶ顔を見るだけで幸せだった。
家に帰ると俺は青春攻略ノートをつけた。
・佐藤と付き合うことができた。
・佐藤の喜びようはすごかった。
・彼女への愛が深まった。
俺は満足すると眠りについた。
翌朝、俺は登校中に加藤に声をかけられた。
加藤と一緒に歩いていると、佐藤の姿が見えた。
いよいよ夏休みだ。前世では夏休みは浪費してしまいがちだったが、今年は今後の練習もかねて色々な予定を入れようと思う。特に佐藤とのデートの予定は沢山いれたい。
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