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親ガチャSSR

親ガチャSSRを見事引き当てた俺は中学生から人生をやり直すことにする。

「やりましたね。これで人生勝ち組確定です。」

「よっしゃあああああ」

俺は人生で最大級のテンションでガッツポーズをした。それでどんなスペックなんだ。

「ステータスをお読みしますね。」

「実業家の父とモデルの母に生まれた長男です。ルックスS知能A学力S運動A。これはすごいステータスです。スキルはコミュ力〇モテセンス〇がついてます。スキルもいいですね。」

「これもう勝ち確定やん」

俺は心の中で小躍りしてしまうほど喜び狂った。非モテチー牛人生さようなら。ウェルカム勝ち組陽キャ人生。


「それで田中さんいつからにしますか?赤ちゃんからでもいいですけど中学生くらいからにしておきますか?」

「そうですね中一くらいからでいいですね。」

「わかりました。手配しておきます。それでは良き人生をとことん楽しんでください。」

俺の目の前が真っ白になった。


俺は新しい部屋で目が覚めた。広い部屋で8畳はあるだろうか、勉強机とか家具が並べられている。

「翔ちゃん、ご飯できたわよ。」

「……。」

俺は言われるがまま下の声のもとに降りていく。広い家で部屋がいくつもある。相当金持ちだな。

「翔ちゃん、今日はパパは遅いから翔ちゃんの好きなハンバーグよ。」

ハンバーグを持ってきたのは30後半くらいの美人だった。天使が元モデルと言っていただけのことはある。相当にスタイルがいい。巨乳でスリムだなんて反則だろ。そして俺のルックスはこの母親の遺伝である。遺伝最強。

「ごちそうさま」

俺は食べ終えた食器を台所に戻す。

「まあ翔ちゃん偉いわねえ」

「えっあっうん。」

たったこれだけで、ここまで褒められるなんて……。これが普通の家庭なのか?それともこの家のカルチャーなのだろうか。

前世では褒められることなど殆どないので、なんかムズ痒い。何のこともないことで褒められるのがこんなに気持ちいいとは。

「翔ちゃんは、イケメンで偉いわねえ。」

なんか心の中がざわつく、何だこの感覚は。

今までイケメンだなんていわれたことなかったし、褒められたことも殆どなかった。

自分がここまで褒められることに飢えていたなんて……。

俺は、そんなことを考えながら部屋に戻った。


さてどうしたものか。

そもそも俺は中学何年なのだろう。教科書とカレンダーから察するに中一の入学直前の用だった。せっかくSSRを引いたんだ人生を一滴残らず楽しむぞ。

俺は自由帳に人生計画を書き始めた。

「青春攻略ノート」

そう書いたノートには高校を最大限楽しむと目標を書いた。そのためには中学、そして高校とどう過ごしていくか考えていかなければいけない。

「あっそうだ、顔はどんな感じだ。」

俺はSランクの顔を鏡に映してみた。

「おおっかっけえ」

さすがにモデルの母の遺伝子を受け継いでいるだけのことはある。

「これは、Kpopアイドルにいそうな感じな。高校で背も伸びたら更にかっこよくなるだろう。」


「さてこれから何をしていこうか」

高校を攻略するために、どんなスキルが必要かリストアップしてみよう。

コミュ力、運動神経、ギタースキル、学力。


学力は大人になってから必要になってくるので重要度としては、あまり高くない。

前世では大学をでたのに女の子に全く縁がなかったもんな。

コミュ力を重点的に上げるべきか……。


俺が高校のころ陰キャだったわけだが、陽キャだった奴はどんなことをしていた?頭の中の記憶をたどる……。



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