高校生編 下校の楽しみ
クラスの一軍の友達ができた俺は、鈴木と駄弁っていた。するとクラスの三大美女の東雲が話しかけてきて……
俺は早速行動に移すことにした。俺はクラスのもう一人の美少女東雲
休み時間に、隣の席の東雲に話しかけた。
東雲は読書が好きらしく、休み時間は本を読んでいることが多い。
東雲は俺が話しかけると意外そうな顔をしたが、快く応じてくれた。
東雲と話すようになって分かったことがある。彼女はとても真面目で、優しくて、控えめな性格だ。麗奈とは対照的だ。
あまり自分からは話さないが、こちらの話をよく聞いてくれる。
そして、たまに見せてくれる笑顔が最高だ。
東雲ともっと仲良しになりたい。
俺は決意を新たにした。
昼休憩になると、俺のイケメンオーラを駆使して東雲に話しかけた。
普通の男…まして昔のチー牛の俺だったら相手にもされなかっただろうが今はイケメンだ。気兼ねなく話しかけられる。
はずなのだが昔の記憶も少しばかり残っているので少しだけ手が汗ばむ。
東雲と話がしたいと言うと、東雲は驚いた様子だったが、すぐに了承してくれた。
東雲と話をするのは楽しい。
そして放課後、帰り支度をする東雲に声をかけた。
「東雲、よかったら今日遊びに行かない?鈴木も呼ぼうと思うんだけど」
「えっ?」
「だめか?」
「いえ、いいですけど、私も誰か連れていきますね。」
よし、成功だ。
「やったね」
「どこに行くんですか?」
「んー、そうだなぁ」
さすがにノープランだった。
「とりあえず駅前のカフェでも行こうか」
「わかりました」
こうして俺たちは二人で出かけることになった。
駅前にあるカフェに入ると、適当に注文をして、おしゃべりを始めた。
最初は緊張していた東雲も、だんだんリラックスしてきたのか、よくしゃべるようになった。
東雲は聞き上手なので話していてもすごく心地が良い。
東雲と話していると時間があっという間に過ぎていく。
そうしているうちに、ふと疑問に思ったことがあったので、質問してみた。
「ねぇ、なんで東雲は俺と遊んでくれたの?」
「えっ、それは……」
東雲は何かを言いかけて、黙ってしまった。
「それは?」
「秘密です」
そう言うと、東雲は微笑んだ。
「さっきから二人ばっかはなしてるなあ」
鈴木が割って入る。
「ねえ、私とも話そうよ。佐藤っち」
そういってきたのは相川だった。
相川は嬉しそうに笑った。
相川と鈴木も仲良くなったようだ。
二人も俺と同じように中学からの友人らしい。
「じゃあそろそろいこっか」
「どこにですか?」
「カラオケとかゲーセンとか色々あるじゃん」
「いいですね」
相川が答える。
「いいけど、みんな金あんの?」
「もちろんありますよ」
東雲さんは財布をポンッと叩いてみせた。
お嬢東雲さんは財布をポンッと叩いてみせた。
お嬢様っぽい仕草なのに、それが似合っている。
「よしじゃあいくぞ」
「「「おおー!」」」
俺たちは駅近くのゲームセンターへと向かった。
「なにやる?」
「これやりましょうよ」
そう言って指差したのはガンシューティングだ。「いいぜ」
「私もいいよ」
「じゃあ決定だな」
そう言って俺はコインを投入した。
「くっ」
「翔くん大丈夫?」
「ああ」
俺はゾンビに囲まれていた。
「きゃあ」
「東雲さん、後ろ危ない」
「ありがとうございます玲菜ちゃん」
「うん」
二人は協力しながら戦っている。
「鈴木君、援護お願いします」
「おう」
鈴木は銃を構えて敵を撃っていく。
「ナイスアシスト」
「任せとけ」
鈴木もなかなか強いな。
俺も負けてられない。
その後も順調に敵を倒していった。
そしてボスが現れる。
だが、その前に大量の雑魚が現れた。
どうやらこの先には行かせないというつもりらしい。
だが、俺達はそんなことでひるまない。
「いくよ玲菜ちゃん」
「オッケー」
二人が背中合わせで立ち、それぞれ武器を構える。
そして同時に走り出す。
「「はぁぁ!!」」
二人の息のあった攻撃で敵の群れは一気に倒されていく。
そしてついにボスが登場する。
「きたなラスボス」
「いきます」
東雲が銃を撃ちながら近づいていく。
だが、相手もただでは近づかせない。
東雲に向かってレーザービームを発射してくる。
「させません」
東雲の前に立ったのは相川だ。「玲菜ちゃんは私が守る」
そう言いながら敵の攻撃を防ぐ。
「ありがとう、玲菜ちゃん」
東雲がさらに距離を詰める。
それに合わせて俺も近づく。
三人で協力してボスを倒した。
「やったね、玲菜ちゃん」
「はい、翔くんのおかげです」
そう言って二人は笑いあった。
「さすがだね二人とも」
「お前もな」
鈴木が話しかけてきた。
「でも楽しかったな」
「また来ようね」
「今度は他のところに行きたいです」
「そうだね」
こうして俺達の華麗な放課後は終わったのだった。
帰り道、電車の中で俺は考えていた。
東雲なんか可愛かったな。いつもはクールな感じなのに。
またみんなで馬鹿みたいに遊びたい。
いかんいかん、何を考えているんだ。
東雲は女友達なんだ。それ以上でも以下でもない。
そう自分に言い聞かせた。
しかし、東雲のことを意識してしまうのは仕方がないと思う。
だって可愛いんだもの。
家に帰ってからも、東雲のことを考えてしまう。
昔の自分だったら、女の子に対してこんな気持ちを持つことさえなかった。
東雲ともっと仲良しになりたい。
もっと東雲のことを知りたい。
東雲とデートしたい。
東雲に好きって言われたい。
東雲に……
俺はベッドの上でハッとした。自分が前世も含めて生きてきた中でこんな気持ちを持ったことは一度もなかったからだ。
読んでいただきありがとうございます。評価ブックマークしていただけると今後の励みになります。
したスクロールで気軽に☆ボタンから評価していただけます。ありがとうございました。




