高校生編 クラスの1軍
自己紹介も終わり、クラスのメンバーと話すことに。この時にクラスのどのポジションになるかが決まる。クラスの1軍に入って高校生活を謳歌したいところだ。
そんなこんなで全員の自己紹介が終わった。
みんな個性があって面白かった。まぁ俺は普通だけどね。
休み時間になると早速周りに人が集まってきた。
俺はイケメンの鈴木に話しかけた。前世の俺なら相手にもされないだろうが、イケメンでコミュニケーション力もある俺にならきっとできる。
「よっ、鈴木」
あまりかしこまらずに気楽に声をかける。イケメンの友達ができると学生生活が華やぐのは間違いない。話し方の気楽さとは裏腹に俺の脈は明らかに早くなっている。
「おう、佐藤だったな」
「俺たち合ったことあったっけ?受験組?」
「そうか?佐藤の方がかっこいいと思うけど、Kpopっぽくて」
かっこいいと言われると少しだけいい気分になる。親ガチャの効果は様様だ。
「ははっ、ありがとう」
「ところで、佐藤は学内?」
「俺は学外だから」
「まじか。俺は受験組なんだ。なんか俺たち相性よさそうだ」
こいつはなかなかにノリが良さそうだな。俺と馬が合いそうだ。
俺と鈴木が話していると、後ろから東雲が声をかけてきた。
やべっ、ちょっと距離近すぎたか。初対面なのに馴れ馴れしかったかも。
怒られるかと思ったが、彼女は意外にも上機嫌で、 俺と鈴木の間に割り込んできた。
ん、何事だ。
「ねぇ、私も混ぜてもらってもいいかしら?」
「ああ、もちろん」
「もちろん大歓迎さ」
鈴木は女の子との話すのも慣れてるな。
「ありがと」
そういうと、彼女は微笑みを浮かべた。俺たちは部活のこと、小学高出のことたわいもない話をして、連絡先を交換した。
こうして俺にリア充の友達ができた。
恐らくだがこの4人はクラスの中心になっていく可能性が高い。初日のうちに1軍メンバーでつながりができたのは大きい。
美少女とイケメンの友達ができれば、クラスの中でもいいポジションがとれる。前世みたいにアニオタの集団には入らない。だが、あの時の俺は、あの空間が好きだったのもまた事実だ。少しだけ……ほんの少しだけど後ろ髪惹かれる。
まあ、アニメはたしなむ程度に。個人的に楽しめばいいか。
「リア充最高!」
と心の中で叫んで大事な高校初日を終えた。
「よっ佐藤」
「ああ鈴木」
例のイケメンが声をかけてきた。
イケメンは朝から爽やかさ全開だ。
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