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愛焦がれる暗殺者

息を吐くと白くなる、そんな寒空で私はただ待っている。太陽はとっくの前に沈みたまに通る人々の数を数えて時間を潰すのだった。


(あと3人で今日は諦めようかな)


1人目は老人。買い出しの帰りか大荷物だ。

2人目は恋人、まとめて1人の判定にしておこう。

ああ、なんで私はこうなれなかったんだろう。どこで間違えたんだろう。


そして最後の3人目。恰幅のいい中年男性。帰ったらきっと明るい家庭が待ってるんだろうか。

当たり前のくらし。そして当たり前のしあわせ。


(うん、あと3人待とう)


寒さで朦朧とする意識の中、私はまた数え始めた。きっとまだやり直せる。どんなに大変でもやり遂げてみせる。私は愛を貴方に示す。


そしたら……

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