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虫が苦手なお兄さん

作者: 夕璃

いらっしゃいませーって今日もバイトしてた。


最近そんなに忙しくならんけんそんなに忙しくならんかなーって思ってたらすごい忙しかった。


で、1名様のお待ちさんがおった。


なんか茶髪の女の子みたいなお兄さん((多分


その人の目の前で仕事しよった。


なんかお兄さん動いてるなって思ったら虫おるけんだった。


虫苦手なんやろうなって思った。


私気づいてたけど、虫苦手やから無視してた。


そしたらお兄さんが、


「あの、ハエおるんですけどティッシュかなんかありますか」


って言ってくれた。


とりあえずペーパータオルあったけん渡すわけにもいかんなって思ってとってみようと思った。


ちゃんとそれに気づいてくれて、おる場所言ってくれた。


そしたら私見失っとってお兄さんが


「あー!ここおる!」


って言ったけんどこどこって思って指さした方向に見えた。


疲れとその他もろもろで虫全然怖くなかった。


とりあえず捕まえてみた。


1発で捕まえれた。


すごくない?!


って言うお兄さん優しいよねって話。





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