Love you

　恋に盲目：橙色の光に当てられて思い出した高校時代。彼女を一目見た時に全てが始まった。自分の全てがひっくり返る感覚を噛み締めながら、彼女と接する。例え彼女の興味がこちらに向いていなくても。それでも良いと自分を騙しながら。
あの奇妙な儀式にも似た日々を過ごしていた。


　異世界に召すまま：「俺は異世界を望んでいる」そう友人に語る少年は、家に帰ると父親から再婚の話を切り出される。了承後に現れる新たな家族。変わる風景。全てを受けいれた少年は「異世界なんていらないな」そう呟いた。


　短編二つです。