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テンプレ的な 08

 起きてから王城で配膳された食事をペーストして食べてから外にでた。『空間』内部から外部への扉を開けながら、そういえば『開錠』はあるけど『施錠』は無いな~別にいっか~とか思いながらいざ出陣。

 いつもの如くあっちへふらふらこっちへふらふら。結構人の数も増えてきた。みんな起きるの早いね~。通行人さん、冒険者ギルドの場所はどこですか?あっちですかありがとね。


 (さすがに王都の冒険者ギルドだけあっておっきいにゃ~)


 三、いや四階建ての四角い建物。結構朝早いのに人の出入りは激しい。テレビもネットも無い時代だと庶民の行き着く先は暴力か恋愛だよね~とか思いながら建物の中へ。入った瞬間めっちゃ視線を集めた。そんなに見ないで……。あたし見られると感じちゃうの……敵意を。まぁテンプレ的な黒髪メズラシーかカモがきやがったぜ的なかんじやろね。ガァガァ。


 入った感じは、入り口左にクエスト要領書的な張り紙のある掲示板。正面に受付。嬢待機。その隣が二階へ続く階段になってて、右奥が酒場っぽい。



「なんでも……鍵が……」


「ほとんどの店が……だろ?」


「それがよ……とられたものは……らしい」



 なんか怖い雰囲気やね、近寄らんようにしないとね。話題は泥棒?か何かが出現したらしいとか言ってた。

 王都の治安どうなってんだろね、まったく。コワイコワイ。


 興味本位で掲示板を覗く。なるほど、わからん。クエストの種類はわかるが書かれてる魔物とか採集する植物とか護衛対象の人物とかまったくわかんね。テンプレ的なゴブリンとかオークとか薬草とかないのかよ!王都でそんなクエストあるわけないよね、知ってました。

 とりあえず地図的なものがないか確認をば。列に並んで受付嬢に尋ねる。



「受付のお姉さん、この辺りの地図とかありませんか?」


「二階が資料室となっておりまして、そこに保管されております。資料を閲覧される場合はギルドカードの提示が必要となりますが、ギルドカードはお持ちですか?」


「もってません」


「それでしたらギルドに加盟していただいて、ギルドカードの発行という形になりますが」


「加盟金とか持ってないので諦めます。失礼いたしました」



 持ってるけど。むしろ無限に増やせるけど。自分から首輪をつけにいくなんて正気じゃねえや!ってことでギルドには入りません。自分の行動を不自由にしてまで加盟する意味あんのかにゃ~?



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