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テンプレ的な 3F

 いやー、テンプレでした。そうでした。女神さんは存在した!いや魔王ちゃんがいるっていってたけど。もっとこうテンプレやと美人さんがニコポな感じなんやけどなー。黒髪ロンゲ和風美女じゃないとおっさん勃たないからね、ごめんね?


 さてさて、そんなこんなで旅再開。おっさん特にこれといって目的ないからね。世知辛いね。しかし女神さん意外とあっさり帰る手段見せてくれたっつーかその程度の価値しかおっさんにはないっつーか。いつでも帰ってもらっていいよーみたいな。涙が出てくるね。ホロリ。

 コピペあるからいつでも帰れるし帰る気まったくないんやけどね。帰る状況というか帰った後の展開というか女神さんも気付いてない罠っぽいけどどうでもいいね。


 んなこと考えながら適当に歩いてよくわからない所の村を発見。最近村とか行ってないから立ち寄ってみますかー。行くよ?行っちゃうよ?


 (いました。ええ。不能の。不能の勇者)


 知ってた。テンプレって便利だにゃ~。これだけ行く先々で散々出会うと何者かの意思の介在を感じるがはてさて。不能君なんか元気がないね、なんだろうね。ま、元一般人がここらまで来れただけでも充分な気がするが。



 「やぁ勇者君。二年ぶりくらい?おひさし~」


 「……?……ああ、あなたは確か……ヤマダさんでしたか。生きてたんですね……」



 だれだよヤマダ。俺の名前ヤマダちゃうぞ。かといって俺の周りは誰もいないし。やべー、不能君とうとう顔と名前が一致しなくなるくらい心が壊れてきたのか。可哀想に……。あなた疲れてるのよ不能君。



 「まぁおかげさんで。んで勇者君はここで何してんの?魔王はどうしたん?」


 「…………」



 やはり元気がない不能君。不能だから元気がないのか、元気がないから不能なのか。まだ若いのにタイヘンネー。ケラケラ。

 どーせ心折れて腐ってるだけやろうしねー。魔王と元の世界に戻る事の因果関係に疑問を持ってしまったらおしまいよぉ。しかも倒せるかどうかわからんのに命かけろっていわれてるもんねぇ。ま、今のステータスじゃレベル百ぐらいあげてもかなわんけどね、悲しいね現実って。


 

 「勇者君は自分が勇者な事に疑問を思わなかった?なぜ自分が勇者なのか。なぜ自分が魔王を倒しにいかなきゃいけなかったのか。その根拠は。普通は勇者って後付の称号とかクラスだよね?それなのに何も偉業を達成していないのに勇者や聖女、賢者なんて呼び名を与えられて。君は元の世界でもこの世界でも何か大きい事を成し遂げたかい?」


 「…………」



 仮説としては女神さんがなんかしたんやろなーとは思う。この世界来た時、他の若者は全員女神さんに会ったらしいし。初期村で死なないための救済措置?ってわけでもなさそうだしー。なんか心の奥底に眠る願望を、クラスに反映しましたー的な感じもするが。スキルしかり。さてはて、何のためやら。あれ、てことは俺のスキルは誰からもらったことになるんだこれ。女神さん否定しとったしなー。ふっしぎ~。



 「ちなみに俺は自力で女神さんに会って、魔王ちゃんを倒さなくても帰れる方法見つけてきたよ」



 正確には女神さんに帰るかどうか聞かれて、見せてもらった魔法陣コピーしたってのが正しいけど。

さて、ここからが本題っていうか実験動物っていうか。まぁおっさんが確認する方法はないわけだが。



 「さて、心優しいおっさんは君に提案です。おっさん、いつでも元の世界に帰れる魔法陣的なものを召喚できるわけですが。君と君の仲間達は日本に帰りたいかい?帰りたいなら魔法陣を出してあげよう。女神さんのお墨付きで、この世界に召喚される直前の状態で元の世界に戻るらしい。よく考えてね~」



 この世界に残るなら、なぜか認められてる一夫多妻と特殊能力がメリットかな?デメリットは元の世界の快適な暮らしを捨てなあかん事。正直俺は未練ないからいいが不能君らは帰りたそうやなぁ~。



 「推測だけど元の世界に戻るなら、スキルやステータスは没収。さらに直前の状態に戻るわけやから記憶とか経験とかそこらも無かったことにされるんじゃないかな~。あと当然だけどこの世界の住人は移動できないよ」


 「……僕は……少し考えさせてください……」


 「なるべく早めにね~。おっさんあちこちふらふらしちゃうから、次に会おうとした場合いつになるかわからないから」


 

 宿屋に引っ込む不能君。心折れてる所に優しい言葉で意外と早く結論でそうだけどね。まぁお仲間さん達とよっく考えてね~。罠に気付くかどうかがポイントやねせやね。

 とかなんとか思ってたら不能君がパーティ引き連れてでてきよった。



 「ヤマダさん……僕達は日本に帰りたいです」


 「……そっかー。よく考えて出した結論なら、おっさんは何も言わないさ。それじゃ帰還魔法陣だすから、それに乗れば帰れるよ」



 はい、ペースト。これでさよならやね、不能君。いや、また初めましてかもね、ふひひ。不能パーティは全員魔法陣に乗って帰っていきましたとさ。あーあ。結局罠にきづかんかったなー。どういう仕組みかわからんけど召喚される直前の状態に戻されるんやから、また召喚されるだけなんやけどなー。彼らは時の牢獄で永久に彷徨うんやろうか?どうでもいっか。めびうーす。

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