テンプレ的な 60
んー、おっちゃんについてって魔王城に入ろうかなーとか思ったんだけど。なんか魔王様と謁見~とかおっちゃんを助けたお礼を~とかめんどくなりそうだったので一人で行く事に。おっちゃんとはここでお別れやね。
「おっちゃん、ここまででええよ。魔王城も見れたしこっからは単独行動するわー。魔王さんによろしこー」
「……そうか。世話になった。魔王様には変な人間がいたとお伝えしておこう」
「意外と近いうちに会えるかもね。会えんかもね。ほんじゃね~」
おっちゃんと別れて一人で歩く。魔王城へ向けて。うーん意外と小さいな。権力とか求心力とかないんやろか?大きけりゃいいってもんでもないけどさー。
ありゃ、そういえば魔族語的なもんはないんか?ふつーにしゃべってたけど。特殊種族が言語が通じなかった事を考えると、魔族とはいってても外国人的扱いなだけっぽいなー。むしろ街の様子や対応した感じからすると、召喚された街に比べて発展してる感じもする。あっちの王族が魔王を倒せっていってた理由なんなんやろか?領地隣接してないから戦争する意味も無いし。適当なでっち上げか?人族至上主義的な感じはあったけど、それだけで遠く離れた魔王を殺せとか言うかね?確かに国の人間じゃないから成功しても失敗しても痛くも痒くもないやろうけど。
(謎は深まるばかり)
もうちょい真面目に王女さんの話聞いとけば何かわかったかもしれんね。けどまぁわかってもわからんでも手助けしないけどね。どうして片方からの話だけを聞いて信じられるかってんだにゃー。
さてさて、魔王城の前でそんなこと考えてても仕方ないので。早速中へ。門からは確実にとめられるやろうでいつもの如くジャンプ入城。なんかバルコニー?ベランダ?みたいなとこに着地。バルコニーから続く部屋の中にはなんか魔王っぽい人影が。
(やっぱお偉いさんは一番高い所にすんでますよねー)
てなわけで開けっ放しのドアから中へ。
「ういーす、俺たんインしたおー」
「……誰かはわからないが良く来たね。何か飲み物でも持ってこさせようか?」
ふむ、魔王さんさわやかイケメン。どっかの不能と違って中身を伴ったイケメンな感じ。物腰やわらか。内政値は高そうやけど戦闘値はそんなでもなさそう。文官タイプか。
「いやー、お構いなく。魔王さんにいくつか質問したいことがあってよってみただけだしねー。むしろ俺が出す勢いやわー」
飲み物はあんま種類ねーんだよなー、とか思いつつ屋台でコピーしたなんかの果汁水的な物を何種類かペースト。魔王さんの前に出す。
「へー。アイテムボックス持ちかな?人間にしては良い物持ってるね」
違うけどね。でもテンプレやと必ず持ってるもんね。テンプレじゃなくても十話くらいまでに必ず手に入るもんね。アイテムボックスと異世界言語だけで充分チートですよねー。




