テンプレ的な 58
ういーす。寝れることは寝れるが疲れが取れたっていうかもともと疲れていないからようわからんというか。99%が100%に回復した感じ。確実に人じゃない何かになってしまっている今日このごろ。
部屋を出て進む。方角がわからんので適当に。魔王とか出てきちゃうとあー、ラストバトルやねー的な感じがするね。テンプレやと魔王となんでか仲良くなって物語りが続いたり、魔王倒したら仲間に裏切られて復讐を誓う、魔王といっしょに!てな感じやけど。オッサン仲間いないから安心やね、せやね。スーパーエリートぼっちやからね。
うーん、なんか平地のほうに魔族的な死体がごろごろしとるな。魔族同士の領地争いとかやろか?魔族同士でも仲がいいわけじゃないんかなー。人間ですら仲良くできんのに魔族とかなおさら無理かー。
お、まだ息があるやつがおるで。ほっといたら死ぬなー。別にいいんやけど。
(道案内でも頼むかー)
使う機会のなかった『回復』を魔族的なおっちゃんに。傷とか翼とか角とか一瞬で回復したわ。チートやね、せやね。なんか魔法よりもスキルのほうが効果が上の気がするんですがそれは。俺のステータスも関係してるんかな?まぁ暇な時検証してみましょう。忘れてなければ。
「おっちゃん、気がついたか?」
「む、俺は……人間、このような所に何用だ。今ここらは戦争中である。命が惜しければ帰るんだな」
おまえにもかぞくがいるだろう。ウーアーウーアーウーアー。
んー、魔族のおっちゃん意外と紳士的やね。もっとこうモンドムッヨ的な感じかと思ってたわ。テンプレから脱却しつつあるのか?おっちゃんが特別なだけか。
「ちょっとね、魔王ってのを一目見たくて。遊びに来てみた。魔王の所まで案内してくんない?あ、死に掛けのおっちゃん助けたの俺だから」
「……傷を治してもらったことには感謝するが……私は只の一兵士にすぎん。魔王様に謁見などできるはずもない」
んー?ステータスには魔王側近的な事かいてあるんやけどな。警戒されてますかぁ。そらそうか。
つーか魔王側近が死にそうになってるって。魔王勢力結構危ないんやろか。
「あー、まぁ危害を加えるつもりはない。て言っても信じられんか。じゃぁまぁ魔王が住んでる近くまでの案内って事でどう?お城とかにすんでんじゃない?」
「ふむ……変な奴だ。まぁいい。命を救ってもらった礼はしないとな。近くまでだが魔王城に案内しよう」
いや、話が早くて助かるわ。俺やったらこんな怪しいおっさん信用せんけどね。




