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テンプレ的な 51

 てなわけで村長の家へ。枝を寄せ集めたみたいな建物に、木の葉をたくさんかぶせたような屋根。森の民だしね、建物も廃材的なもんで作ってんのかね。木の葉の屋根って雨漏りせんのやろか?


 

 『村長!お嬢様をお連れしました!』


 『見つかりましたか。ご苦労様でした。そちらの方は……?』



 こにゃちわー。ロリエルフちゃんの友達のオッサンです。なんか懐かれてるけど。どっちかってーと友達つーかペット?どっちがペットかで世間からの風当たりが変わるね、せやね。


 

 『初めまして村長さん。わたしが町長です。』


 『……』


 『……』



 通じないわな、知ってる。むしろ通じたら元の世界とこの世界とのなんらかの接点があるってなってまうわ。まさかこの世界は俺が見てる夢か……?そうだこれは夢なんだ。起きたらかわいい三姉妹が僕と一緒に学校へ登校するんだ……。どれか一人なんて選べないよぉ。



 『えっと、娘がお世話になったようで。ここ数日連絡も無く突然姿が見えなくなって探していたんです。ありがとうございます』


 『僕をとりあって喧嘩しないで……!』


 『えっ?』


 『あ、いえこちらの事です。それにしては取り乱されておりませんね』



 んー。このくらいの子が連絡なしに数日家をあけたら焦るか必死になるかすると思うんやけどなー。世界が違うからそうでもないんかなー?

 


 『結界の内側であればほぼ安全ですからね。心配はしましたが、大事にはならないと思ってましたよ』



 んー。なんだろこの認識の違和感。人とエルフの価値観の違いか?五歳の子供が一人で結界の外に出るって結構大事やと思うんやけど。しかもわけわからんオッサンを頼って。つまりロリエルフちゃんには信頼できる大人がおらんて事になるんやけどな。いまなお抱っこから離れないロリエルフちゃんが、とりまく環境を証明しとるんやけど。わかってるんかねぇ、村長さん。いや、親御さん。

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