テンプレ的な 23
はい、山頂に到着でございます。そしていました竜ちゃん。ドラゴンちゃん。キャーリューチャーン。知ってたけど。『気配察知』にめっちゃ反応してたし。というか『気配察知』さんがんばりすぎやろ。テンプレイベントの悉くを先回りしてる気がす。
(意外に静かやな)
めっちゃガン見されてるけどね。隙あらば食べる気まんまんやね、せやね。
白銀色の綺麗な鱗を持つ竜ちゃん。意外とつぶらな瞳。どう見ても翼の生えたトカゲです。本当にありがとうございました。
(どんな感触なんやろ。ぺたぺたさせてくれんかなー)
見た目はまぁ置いといて。鱗の感触どんなもんなんやろなー。硬いの?柔いの?硬柔いの?
テンプレやと鱗で武器防具作られるから硬いんやろね。でも見た感じやとしなやかなんやけどなー。
「りゅうちゃ~ん。鱗さわっていい?主にあご周り」
あごの鱗でげきげきげきり~ん。逆鱗ってどれやろな?ようわからん。なんかジークフリート思い出したわ。一箇所だけ弱点あるの。あれ、そういえばあれも竜が絡んでるな。
『このような所まで人間が何用ですか』
ぎゃおーん。吼えられた。んー?敵意はないのか?結構知性ある感じかな。すぐに襲ってこなかったし。
実力差を感じ取ったとかいうわけではないか?竜ちゃん確かに強いんやろうけど、せいぜいステータスが五桁いくかいかんかくらいやね。奴隷ちゃん達に力あげすぎたかもしらん。
竜ちゃん、アイコンタクトの感じではなんかいいたそうなんやけどなー。伝えたい事が何かわからんな。
「ぎゃおーんぎゃおーん。ほんぎゃー」
『…………』
伝わらないわな~。知ってた。この『異世界言語』って多分公用語的な言語しかわからんのやろね。あら、てことは俺日本語しゃべってたつもりだったけどしらんうちにこっちの言語しゃべってたのか。
さて、言葉が通じない事には意思疎通ができず。竜言語をコピペしてもいいんやけどね。ちょいと検証。種族を竜に上書き。
(おぉー、イメージ通りの姿になるんか)
真っ黒な竜になりました。イメージ通り。オッサン厨ニだからね、仕方ないね。でも身長は変わってないからミニ竜って感じ。尻尾も動くぜ。犬みたいな感じやけど。パタパタ。
「ぎゃおーぎゃおーわぎゃーんらーんどー」
『っ!……』
んー、竜ちゃんの雰囲気変わったけどやっぱ伝わらないか。あ、というかただ吼えてる真似してるだけだから意味ある言葉じゃなかった。そりゃ伝わらんわな。でもなんかちょっと楽しいぞ。竜ごっこ。




