悪魔な天使
この作品は少しギャグ要素を入れつつ日常を描いたようなそんな作品になっています。特に天使の発言には注目して読んでもらいたいですね。
おれの名前は木村。いま、とてつもなく意味不明な奴に絡まれた。いきなり現れて、意味不明な説明をする上に話が長い!。なぜこんな事になってしまったのか順を追って話そう。
俺はニートながらそこそこ人生を楽しんでいる。それは好きな漫画が読めるからだ。その本とはドラコボール。とくに、神様に憧れる。シェンロを呼び出せて願いを叶えてもらいたいものだ。そんなことを考えながら土手を歩いていると突然、きのこヘアのいかにもナルシストでうっとうしいキャラの男に
「やぁ、僕は天使!。」
と話しかけられた。たしかに、頭の上には輪っからしきものはついているのだが、明らかに不自然で糸が丸見えだ。どうしたものか。
「し、失礼しま〜〜す。あはは。」
よし、逃げよう!何事もなかったように帰ろうとすると
「まてぃたまへ!僕は君を¥%♪$☆だと思っている!」
いや、後半なに言ってるかわかんねぇーし。しかも、たまへ!とか完全に中二病だろ。
「あのー、なぜ裸なのですか?…」
すると天使は
「なぬ!俺の裸が見破られたっ⁉︎まさか魔界からの使徒というのはお前なのか⁉︎ならば仕方ない。お前ら悪魔がこの世界を滅ぼすと言うなら……あとは好きにしてー。」
いきなりの設定にしかも天使、最低だな…
「いや、地球救えよ!」べしっ‼︎
木村はベタなツッコミを天使の顔面に一発叩き込んだ。
「いったーぁーー!ママに言いつけてやるー!」
天使は急に泣き出した。
「え、あっ、ごめん。てかお母さんいるの?」
天使は真顔で答えた。
「母は天国にいます。」
「え、ごめん。なんか失礼な事してしまったね。亡くなってたなんて。」
???みたいな表情をして、
「いや、死んでませんよ?そもそも、天使は死にません。僕たち天使と対等に戦えるのは悪魔だけなんです。」
えー!!!!!ガチの天使なの?それとも頭打って記憶が…
「悪魔ってなに?」
「悪魔は人つまりこの地球の人々が生み出した怨念で、その中のタチの悪い悪魔は具現化しこの世界を乗っ取るんです。もしそうなればこの世界はお終いです」
なんか真剣に話してるし、本当に天使なのかも。
「そんなのが本当に存在するんだ。」
よしっ!やる気になった!倒すか。
「あ、もし存在すればそうなりますって話です。しかも、そこでお母さんに起こされて目が覚めちゃったんですよね〜。じゃ、ランニングの途中なので、失礼しま〜〜す。」
何事もなかったかのように朝霧の中に消えていった。
という夢を見ていた木村であった。
「すいません。この夢のせいで会社に遅刻しました…」
そして、ニートとなった。
読んでいただいてありがとうございます。
この作品は、最初、絵を描いていて思いつき小説風にしてみました。漫画では文章では伝わりにくいところも表現できるので、いつか漫画にでもしてみたいものです