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夜の犯行

作者: 夏村涼々月

気づいたら僕は殺されていた。




必死にダイイングメッセージを残そうと指を動かすが、不自然に重たく動かない。



「ちっくしょ・・・ぅ」



痛みが走りうめき声があげる。




―自分、死ぬのか?




「あぁっ・・・!」




声をあげてみるのも、余計に痛みが増すばかり。





―目が・・・体が・・・重い





自分の意思に反してまぶたが閉じていった。


















目を開けるといつもの見慣れた部屋だった。



「あれ・・・?」



体を起こすと、時計は3時を指していた。外は真っ暗。ということはまだ深夜なのであろう。



「夢か・・・?」



夢にしてはあまりにもリアルすぎる。



でも、こうして自分の部屋にいるということは夢だった、と思うしかない。



自分にそう言い聞かせると、また眠りにつくためにベッドにもぐりこんだ。







ぬるり






足を動かしたとたんに、何か液体のような変な感触が伝わった。




――すごい寝汗・・・




気持ち悪いが、仕方なく、そのままほうっておくことにした。



布団にもぐりこむと、やはり「ぬるぬる」と濡れていて気持ち悪い。



「何なんだよ・・・一体」



布団をはぐと、足もとは真っ赤に染まっていた。



「血?何で・・・血が?」



ぼんやりする頭で必死に考えたが、眠気が勝ってしまい、そのままベッドに倒れこむようにして眠った。





視界がせまくなっていくなかで、最期に見たものは、不気味な笑みを浮かべている女だった。



「夢落ち」になて、それが正夢になった。ありがちな話ですよね。

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― 新着の感想 ―
[一言] この先どうなるのかとドキドキさせられる始まり方でしたが、少し拍子抜けしてしまいました。 もう少し肉付けしたら、もっと面白い作品になったのでは、と思います。
[一言] 私の読解力のないせいかもしれませんが、展開が少し分かりにくかったです。 殺される場面から始まるというアイディアは良いと思います。
[一言]  突然殺されてしまったという設定から、短くもホラーらしくまとめていると思いました。怖い雰囲気もでてたと思います。文章としては描写が少ないなどの物足りなさがあり、少し残念でした。もう少し丁寧に…
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