夏のフィナーレ
2学期にワクワクではなく憂鬱な人、ぜひ読んでください
「あー」
ダイダンは言った。
「あー、あーあー夏終わってほしくねーなー
なんか、さみしー」
ダイダンはトンボムシにダル絡みしたあと必殺技をぶつけた。
「必殺!い・い・く・に・つ・く・ろ・う・か・ま・く・ら・ば・く・ふ!!」
ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!
「いたい!いたい!何するんですか!」
「トンボムシに1192ダメージ」
「まったく・・・いてて」
「よし!メゴロにも!」
ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!ドツ!
「必殺!い・い・く・に・つ・く・ろ・う・か・ま・く・ら・ば・く・ふ!!」
「いってえな!何すんだ!」
メグロがパカーンと叩いただけでダイダンは、吹っ飛んだ。
「よし!ハナミヅキにも」
「もうよしなよ、懲りないな」
「い・い・く・n」
ダイダンはビンタを喰らい倒れた。
「何するのよ!セクハラ!」
「ま、まだ途中なのに」
「次やったら鼻で花火してもらうからね」
「そりゃあ、おっかねえなダイダン
目がチカチカしちまいそうだ」
メゴロは脅す様、笑って言った。
その時、トランクスパンツが浮いて現れた。
「うわっ、なんだ?パンツ?」
メゴロは驚いて言う。
「な、なんでパンツが浮いてるんですか?怖いです」
「あれ?何か見たことある様な・・・げえ!!
あたしのお父さんの!」
トランクスパンツはハナミズキを追いかける様に飛んでくる。
「キャーーー!」
「よし!今なら
必殺!い・い・く・に・つ」
「もう怒った!」
ハナミズキはダイダンの鼻に花火セットを生け花の様に詰め込んだ。
「ふがっ!」
「口で息してなさい!」
シュウウウウウウウウーーーーーー!!!
焼かれていくトランクスパンツであった。
こうしてダイダンの鼻に詰め込まれた花火は、4人をトランクスパンツから救ったのであった。
「鼻が痛えし目がチカチカする」
「ハナミズキ、おまえ花火のセット持ってたんだな」
メゴロが言う。
「どこから出てきたんだろうと思いました。」
「ま、まあ?花火は夏にやるものらしいから」
「おまえ、本当は花火やってみたかったんだろ?
それで花火できなかったから、俺の鼻で花火つけたな?」
「う、うるさい!」
そこへケースとシズルが現れた。
「どうしたの?ハナミズキちゃん」
「ハナミズキの親父のトランクスパンツが飛んできたんだ」
「ちょ!やめてよ」
ハナミズキは恥ずかしそうにダイダンを止めようとする。
「それでハナミズキが俺の鼻に花火突っ込んでパンツ撃退したんだ」
「あ、あんたがいい国つくろう鎌倉幕府とか言ってセクハラしてくるからでしょ!?」
「鼻に花火?」
ケースは不思議そうに言う。
「パンツ撃退?セクハラ?」
シズルは赤面しながら言った。
「・・・もう!夏なんて嫌いだ!どこまででも行っちまえ!」
ダイダンは叫んだ。
「そういう気持ちでいるのならば、またトランクスパンツは襲ってくるだろう」
ケースは言った。
「!?何言ってるんですか!?ケースさん!?」
「そ、そうか
悪かった!!
また会おうな!夏!」
「なんですかこれ」
「この暑さじゃ、涼しくなるまでもう少しありそうだけどな」