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ゼリーと目玉焼き

冒険ストーリー小説『滝壺のダイダン』の登場人物が

もし現実世界で日常を送ったら?



黒いボサボサ頭、ダイダンは小学4年生だ

だらだらと過ごしていたいであろう中、今日は小学校の音楽室にいた


ダイダンは質問した

「これ、なんだ?」


白銀の長い髪をした同級生であるケースは返した

「ヴァイオリンだろうな、これは」


すると、筋肉質の身長の高い同級生メゴロは、そう言って話に入る

「ヴァイオリンか、俺とどっちが強いだろうな」


眼鏡をかけた身長の低い同級生トンボムシが返した

「ヴァイオリンと強度で張りあおうと言うんですか?」

トンボムシは問う


「頭でぶっ叩いて壊れなかった方の勝ちだ」

メゴロは返す


ケースは頭に手を当てて呆れる


「俺とこすり合わせて残った方の勝ちだ」

ダイダンは言った


「おい、トンボムシ、この二人を止めてくれ」

ケースは言った


すると、トンボムシは言う

「強度を競うのであればこすり合わせる方が正確ですね


 メゴロ君、ぶっ叩くのやめなよ」


「いや、そもそもヴァイオリンと強度を自分の体の強度を張りあおうとするな!」

ケースは突っ込みを入れた


すると通りかかった女子が言った

「ばっかじゃないの」


その女子はハナミズキという名だった


ダイダンは言った

「なんだと!?馬鹿とはなんだ!馬鹿とは」


「馬鹿だから馬鹿だって言ったのよ!」


トンボムシは言った

「馬鹿という方が馬鹿なんです〜」


するともう一人、女子が入ってきて言った

「ちょっと喧嘩はやめなよ」

その子はシズルという名だった


しかしハナミズキは喧嘩を続ける

「なによトンボムシ、

 トンボムシはゼリーでも食べて黙ってなさいよ!」


ハナミズキのその発言にトンボムシは返す

「だったらゼリーでも出してみたらどうなんですか、ふんっ」


するとハナミズキはポケットからゼリー1個を取り出した。

ぺりってめくると開けられるあれだ、そのゼリーだ。


「いやなんで持ってるんだよ!」

ケースは思わず突っ込みを入れた


「うわーん、うわーん、喧嘩してるー」

シズルは泣きながら言った


「いや、もう喧嘩は終わるだろう」

ケースは言う


「うん、美味い!これはレモン味ですね!」

トンボムシはそう言って帰ってしまった。


「本当だ

本当に喧嘩が終わった」

シズルは驚く



「待て」

ダイダンとメゴロは言う。


「俺たちの喧嘩はまだ終わってねえぞ」


「馬鹿に馬鹿って言って何が悪いのよ」

ハナミズキは返す

          ・・・・

ダイダンは、とうとう でまかせを言ってしまう

「明日の朝、空から目玉焼きが落ちてくるだろう」


ハナミズキは言い返した

「なによ、その予言

・・・予言っていうのも馬鹿馬鹿しいわね

予報よ予報、

もし、その予報が外れたら、どうしてくれるの?」


「予報っていうのも変じゃない?ハナミズキちゃん」

シズルは思わず突っ込みを入れる


ダイダンは言う

「校内を逆立ちで一周したあとニワトリの真似してやる」


「それは笑い者ね、楽しみにしてるわ」

そう言いハナミズキは帰ろうとしたが

メゴロは止める


「待て、もし目玉焼きが落ちてきたら、ちゃんと謝ってもらうからな」

メゴロは言った


「いいわよ」

ハナミズキは馬鹿にしながら言う


「そうだそうだ、そんでそのあと全員にゼリーおごれ、ケースの分含めて4人な」

ダイダンは加勢して言う


「・・・俺はいいよ・・・」

ケースは引きながら言った


「シズル、行こう」


ハナミズキはシズルを連れて帰ってしまった 


「おい、どうするんだ、あんな事言って

よく考えろ、目玉焼きなんて落ちてくるわけないだろう」

ケースは言う


「やべえ今になって俺も少し焦ってきた」

メゴロは汗をたらしながら言った


「ふ、ふん、目玉焼きが落ちてくると言ったら落ちてくるんだい」

ダイダンは意地になって言った


そして次の日


「大変です!目玉焼きが空から落ちてきました!」


トンボムシは言った


つづく


かもしれない

『滝壺のダイダン』本編ストーリー続きをお待ちの読者様、お待たせしております

本当に申し訳ありません


『滝壺のダイダン』の続きの投稿は、2024年7月1日を予定しております

もうしばらくお待ちください


作者であるわたくしが大事故に見舞われない限り投稿するつもりです

下書き制作は順調に進んでおります


正直もうこれ以上リテイクを重ねたくないので、

もうすぐきちっと完成させる予定です


今回は明るい前向きになれる話にするつもりなので楽しみに待っていてください


さて今作『ダイダン現実世界転生訪問記』は番外編です。

今年も入って半年が過ぎようとしておりますが、色んな事がありましたね

大きな変化がありました 

冬1月は今まであったものが無くなったり、

春、初夏になって新しいものが生まれたり。


正直言いまして、被災された方のために、今までの生きがいを失った方のため、『滝壺のダイダン』の続きを待ってくれている読者のため、そうでない方のためにも、せめて楽しんでいただけるよう、この番外編小説を書きました


・・・そして、息抜きに肩の力を抜き書かせていただきました

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