変なやつは増えていく
遅れましたが初投稿です
坂田と一緒に行動して森を歩く。
「…腹減ったなぁ…」
「それならこの近くにラーメン屋があるんだ、そこで食べるとしよう」
「おお、ラーメン!…でも金ないぞ?」
「問題ない、俺も持ってない!」
「自慢すんじゃねぇよ…」
はぁ、と溜息を吐いていると不意に草むらをかき分ける音が近づいてきた。
「!誰だ!」
「おわっと!?待ち伏せ!?」
「え?待ち伏せ?」
草むらから出てきたのは少し汚れているものの外見から漏れ出るお金持ちの男性が出てきた。
「?待ち伏せじゃない」
「え、まあ、そうだぞ?」
「なら良…くないな、あんたらもここかr「逃がさないわヨォ!」!追いつかれたか!」
声のする方を見たくなかったが見てしまった。
そこには内股で鞭を振り回しこちらに近づいてくる漢だった。
「な、なんだこいつ!?」
「こいつはディーゼル帝国の16幹部の1人、釜王のオナベ!
奴の振るう鞭を何度も喰らうと行動はもちろん性格までオカマになる厄介な能力を持つ男です!」
「は!?どう言うk「アタシは男じゃないわよ!」!?危なっ!」
ドスの効いた声で俺と話していた男に鞭を振り、俺に当たりそうになった時、また時が停まった。
またさっきと同じ事が……どう言う事だ。
「…いや、とりあえずここは正当な防衛をしなくては!」
そう自分に言い聞かせオカマに近づいて無防備な腹に蹴りを一撃当てた瞬間時間が動き出した。
「ドベホォ!?な、何をしたの!?」
「知らん!知ってても教えんがな!」
「な、何が起こったんだ…全く分からない…」
「まあ、いいわ…何であろうと殺してあげるから!」
そう言って鞭の連撃が俺たちをおs
「俺を無視すんじゃ!ねええええええ!!!!」
「「「!?」」」
急にキレた坂田が地面を踏んだ瞬間、地面が隆起し木々が薙ぎ倒されていく。
そして倒れていく木々は何故かオナベの方に集中して倒れた。
「…ふぅ、すっとしたぜ…」
「…あぶねぇなぁ、足元が崩れた時はヒヤヒヤしたぞ…やるならもうちょい慎重に「あ!あんたは!?」ん?」
「なんだ?」
俺の後ろからヌッと出てきた男が大声で坂田の方を見て驚くほど大きい声で言葉をつなぐ。
「ディーゼル帝国の第二王子で、ディーゼル帝国を二分した第一帝国大戦で亡くなったと噂された自由王、べべべの坂田!?」
「…第二王子?こいつがぁ?うっそだー」
「………」
「え?…まじ?」
坂田が明後日の方を向きながら黙っている。
まじで王子なのかよ…。
「確かに、そう呼ばれていた…。
だが、今はそんな名前は捨てたんだ…」
「!何故ですか!まだあなたを待っている部下が、国民が居るんですよ!第一王子…あなたの兄を止められるのはもうあなたしか居ないんd「だがただ!」ッ!」
「今の俺では兄の力には到底勝てない…いや、勝てなかったんだ!」
「!そ、そんな…」
「だが、俺の父上が残したあの言葉を信じ、今はこうして旅に出ているのだ」
「王の!そ、その言葉は!」
「…何故見ず知らずの人間に話さねばならないのか…これが分からない…」
「そ、そうでした!これはすみません。
私はフォートル 横尾と申します」
「フォートル…そうか、お前は小寺の弟子か」
「!師匠を知っているのですか!?」
「ああ、と言っても俺は子供の頃に一度だけ話しただけで深い仲ではない」
「そうでしたか…」
「しかし、その名を継いでいると言うことは」
「はい!私が15代目の解説王…と言いたいのですが…」
「?どうした?」
なんかよく分からない話をしているけど…なんか横尾が下を向いたと思ったら、ぽつりぽつりち話しだした。
「実は…名の受け継ぎの儀を謎の集団が襲い、私と師匠はそこでバラバラに逃げ、今の今までずっと会えずじまいで、さらに儀式が最後まで終わらず、中途半端な状態で受け継いでしまったのです…」
「なるほど…師匠が逃げそうな場所は行ったのか?」
「いえ…」
「そうか…」
「ちょっといいか?」
「?はい、なんですか?と言うかあなたは…」
「俺は村山 亮伍、亮伍でいい。
それでだな、なんでディーゼル帝国?の幹部なんかに追われていたんだ?」
「それが私にもわからないんですが、急に襲ってきたとしか…」
「そう(ぐー…)…すまん…」
「いえいえ…そうだ!ここで会ったのも何かの縁、近くにラーメン屋があるのでそこで食べましょう!奢りますよ!」
「え?うーん…いいのか?」
「ええ!もちろんです!私、こう見えてもお金持ちなんで!」
「…おう、そうか…」
「んじゃあ、行くとするか」
坂田の言葉でラーメン屋に向かうことに。
…一体どういう世界なんだよ…ここは…。
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