死んで起きたら花畑
初投稿です()
仕事はつらいものだ。
上に怒られ、下に頼られ、同じ境遇のやつは寿退社やら辞表を出して消えていきとうとう俺一人
だが、生きるためには金が要る。
自給自足ができるならいいのだが、そんなことはできないしやらない。
浮いた話はないが沈む話はいくらでも出てくる。
だがこれで終わる...。
幸い...と言っていいか分からないが両親はとっくの昔に借金だけを残して消えていった。
その借金もドラマとかで見るとんでもない金額ではなく数十万だったためか貯金を切り崩すだけですんだ。
兄弟はいないから憂いは...なくもない。
今見ているアニメや今後出てくるゲーム...あと嫁。
しかし、そんな心を支える憂いは今の環境にはきつかった。
帰ろうにも帰れない雰囲気を出す職場、上からのよくわからない怒りの罵詈雑言、職場結婚、etc...。
...とにかくもう疲れた。
多分体も心も一生分働いてしまったのだろう。
だから、今日俺は近所の山の奥でひっそりと沈もうと思った。
本当なら苦しまずに死ねる方法があればよかったが、あいにくそういった知識はない。
首つり自殺は一番苦しむというのだけは何となくどっかに書いてあった気がするがそれしかない。
崖から落ちたり、頸動脈を掻っ切って水につけるなどあったと思うがあいにくそういった勇気もないし、わざわざ自殺のために用意するのも面倒だ。
外は冬で少し、いやかなり寒いがどうでもいい。
とりあえず太い枝にロープをどうにかして引っかけて、首つり用の輪っかを作り、持ってきた段ボールの上に立ち、覚悟を決めて。
覚悟を決めて...足場を無くし........。
苦しい...
なぜかここにいた
「次の方」
よばれたなにかはよばれたほうにむかった。
ここはどこだ。
「次の方」
...だれもうごかない、きっとじぶんだろうか。
そうおもってどうやってうごいたのかわからないがむかう。
「自殺ですね、理由は?」
「...」
「生きるのがつらくなったからですね」
よくわからないそんざいがこんらんしているじぶんのしいんをあてる。
「分かりました、ではこちらをもってあちらへ」
なにもいえずになにかをもたされてからだがかってにそっちにむかう。
そして、そこにあるあなにすいこまれていく。
「苦し...くない、ってあれ?」
怖くて目をつぶっていた目を開けると花畑の中に横たわっていた。
首にはロープが...ない。
というより俺のいた場所とは全く違うんだが?
「ここどこ?」
そうつぶやいたが誰も答えてくれない。
そう思っていると何か聞こえてきた。
「?」
「......ぁっぁぁっぁあぁぁっぁああぁぁああぁぁあああああ!!!!!」
「!?」
親方!空から裸の男が!?
「ぶべらあ!!!」
地面にささった!?!?!?
「え!?なに!?こわ!」
「jふぃあおjwjふぉえ」
しかも、生きてる動いてる!?キモ!!!
「な、なんなんだここは!」
「ふんががああ!!」
俺が混乱していると地面刺さり男が自力で復帰してきた。
「うっへー、口ん中土と花の味がしてマジィ...ってあんた誰だ?」
「!近づかないでください!!この変態!」
そう言って少し、いや全力で遠ざかる。
ついでにファイティングポーズで威嚇だ!
「え?んん?ああなるほど、ちょいまち」
「く、くるならこぉおおおい」
一体何を...ってええ!?
男が急に横に手をかざすと変な模様が横に出てきて、どこかで見たことある感じで服装が装備された!?
...ただ、文句があるのはその服のセンスが凄くダサいことだけだ。
「これでいいだろ?それであんた誰だ?」
「...相手の名前を聞くなら自分から名乗りな」
なぜだか挑発的に言ってしまっだがなぜだろうか、絶対死ぬ気がしない
「ん~、まあ、そうだな、そうだよな、俺はべべゼ ベルサス ベーコン 坂田だ」
「...は?」
「まあ、なまえが長いからべべべさんでいいぞ!」
...偽名...という感じではない、何となくだが...。
「俺は村山 亮伍、亮伍でいい」
「分かった亮太!」
「いきなり名前を間違えんじゃねぇ!!坂田!!」
「だははははは」
「笑い事じゃねぇ!!!!!!」
こうして俺はよくわからない場所で常識外れに出会ったのだった。
そして、これが長い、長い旅の始まりだった。
行き当たりばったりですがよろしくお願いします。