たい焼き5つ目。異変の味。身体編その1。
さて、今から私の症状をお話します。
ここで1つ注意。
全てにおいて"私の場合"がつくことを前提に読み進めてください。
まずはうつ状態による身体の変化から。
ご飯、食べれません!
これには2パターンあって、
お腹は空いてるけど
手と口を動かすのがしんどい時、
そしてお腹が空かない時があります。
2つ目の時は特に気になりません。
まず"ご飯を食べること"を忘れますから。
問題は1つ目の時です。
お腹が空いて目の前にご飯が出されているのにも関わらず食べれません。
これがまた辛いんです。特に晩御飯が大好物の時。
食べたいけど身体が動かないってこんなに辛いのかと実感しました。
普通に食べれていたあの頃はほんとに幸せだったんだなあ…
手に力が入らず、お箸を持てないので
スプーンかフォークで頑張る時もあれば
もうそれすら無理で親に食べさせてもらうことも。
また、咀嚼が辛いので必然的にツルッと飲み込めるものが多くなります。
どのくらいの程度かと言いますと、
白米を噛むのがしんどいくらいです。
私は麺類が楽だったので基本おうどんを作ってもらっていました。
おかげで身長158cmの私が40kgを切りました。
今どきのモデルさんはもっと細いかも知れませんが、
当時の私は「このまま減り続けるのかもしれない」
と不安で仕方なかったです。
元々48kg程あったものですから
胸の辺りに肋骨や鎖骨が浮き出ていることを
すごく不気味に感じましたし、
自分の脚が病的だと感じ、できるだけ脚が隠れるものを履くようにしていました。
「いいなあ細くて。羨ましい。」は禁句です。
辛い病気を必死に耐えている私にとって"羨ましい"は嫌味でしかありませんでした。
「ならかわってくれよ。」です。まさに。どうぞどうぞです。
これについての対処法は…ほぼないです。
どうしようもない。だって好きな物も食べれないんですから…
ただ、とにかくどんな時間であれ食べれる時に食べる!
「夜中にラーメンなんて身体に悪いかも…」
いや!いいんです!食べれる時に食べなきゃほんとに何も食べれなくなる!
と、言い聞かせ好きな時間に好きな物を食べておりました。
病気治ったらその癖で食べちゃって太っちゃうかもな。
けどそれは嬉しい悩みだな。なんて思ったり。
では次のターン!ドロー!
"てんかん" を起こします!!
てんかんってなんやねーん。
はい、私自身この病気になるまで知りませんでした。
私の体験を踏まえて簡単に言うと
歯を食いしばるほどに身体に力が入りプルプルします。
自分では制御出来ない動き、という感じですね。
また同時に呼吸もしづらくなります。
息を止めてしまうイメージ。
それから身体が勝手に暴れ出すこともあります。
腕、足をバタバタとさせたり、頭をブンブンと横に振ったりが多いです。
私の場合、主に横たわっている時に起こります。
今では「あ、また来た」と動きが止まるのを待つことが出来ますが
当初は何が起こっているのかわからなかったので
戸惑いや恐怖心が強かったです。
もちろん今でも怖いですが。
病気になりたての頃、
この症状が現れた時の私の脳内はこんな感じでした。
「うわきたよこれどうしよどうやったら止まるの?!
なんで?!なんで動くの?!
なんで勝手に力入るの?!誰かはやく!!
早く止めて!!怖いよ!なにこれ?!
違和感がすごく気持ち悪い!!たすけて!!!」
パニック、起こってました。
ただただ怖くて、泣きながらおさまるのを待ちました。
だから母がそばにいてくれてすごく心強かった。
「怖い」と言える相手がいたことは本当に大きかったです。
さて、ここからは個人的な対処法を。
これは本当に人のよるものですし、
もしかしたらダメな事かもしれないので聞き流す程度に。
私の場合は人にグッと手で抑えてもらうと少し安心します。
してもらうことによってすぐに止まるわけではないのですが1人で耐えているよりうんと気持ちが楽です。
まさに「手当て」ですね!
よし!山田くん!座布団を1枚!!
…いや、確か手当ての語源がそうだから
別に上手いこと言ってないのか。
悔しいなあ。いつか座布団もらってみたい。
さて、一旦CMを挟んで次のターンに参りましょう!
まだまだ続きます!!
ここからは辛さ自慢に聞こえるような話が続くかもしれません。
そう思う方は気分を害される前に読むのをやめてくださいね。
無理して読む必要なんてないですから。
…って後書きに書いたら遅いのかな。すみません。
「こんだけ辛いんだ!それを耐えてるんだ!すごいなって言ってくれ!えらいねって…言って…」
よく、うつ状態の時に頭に浮かびます。
いわゆる"病み垢"もそういう気持ちから来てるのかな。
自傷行為をした写真を載せるのもきっとそうなのかな、なんて私は思います。
どんな些細なことであれ、
人のいい所や頑張ってる所を見つけて
ちゃんと伝えようと思えるようになったのはこの病気になってからです。
その点ではよかったのかな。
代償、大きいけど。大きすぎるけど!!!
あれ、今回は後書き長いな。珍しい。
まさか私、本編に書くことここにメモ書きしてるんじゃ…
もしかしたら今後同じような話が出てくるかもしれませんがあたたかーーーーーくお見守り下さい。