からくれないに、願いを込めて
りんごの色。
炎の色。
そして、血の色。
僕たちはそれを目にすると、心が躍る。
頭ではわかっているつもりでも、否が応でも疼くんだ。
手を止め、足を組み、じっと見守る。
今まで多くの犠牲を払って来た。
その魂に捧げるレクイエムが、やっと聞けるかもしれない。
言の葉を放つ。連なる。言の葉を放つ。連なる。
そして…堕ちる。
審判の刻は近い。
夕焼けの色に染まった。
行ける。今度こそ僕は、7つの輝きをその手に掴むんだ。
高鳴りは最高潮に達し、そして…
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