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今日から僕は僕じゃない  作者: 氷瀬 豊
第一章~今日から僕は僕じゃない~
97/100

第九十六話~お、お姉ちゃーん。起きてー。~



「うぅ……お化け怖いお化け怖い……。」


テレビのホラー番組が終わったあとから優香はずっとカタカタ震えていた。

確かに怖かったけどそこまで怖がるなんて……。


「ほんとにお前らああいうの苦手なんだな。」


少しにやけている兄さんが言った。

……正直な話ちょっときもい。

でも、


「兄さんって怖いものとかある?」


「ん?うーん……怖いことなら嫌われることかな。主にお前ら2人に。」


「そ、そうなんだ。アハハ……。」


ぶれないなぁ、と思いつつも少し嬉しい自分がいた。













「お、お姉ちゃーん。起きてー。」


「う、うーん。どうしたの優香?……もう朝なの?」


窓の方に目をやるとあたりはまだ暗いようだった。


「そ、そうじゃなくて!トイレに行きたいんだけど……その怖くて。」


優香はまだプルプル震えている。

そこまで苦手なら見なければいいのに。

興味本位で見たい気持ちはわかるけども。

でも、流石にひとりで行かせるのは可哀想だ


「わかったよ。」


「ありがとう!お姉ちゃん!」


そう言って優香は安堵の表情を浮かべていた。



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