第九十話~だって初日がこれだもの。~
「全く…………人使いの荒い妹だなぁ……」
かき氷を食べ終わった兄さんはため息をつきながらそういった。
「お兄ちゃんが私にあんなことするからだよ!!…………それに何でも言うこときく、って言ったのはおにいちゃんでしょ!!」
「…………そういわれればそれもそうだな。」
そう言って兄さんは納得したようだった。
「暑いー…………。」
優香がいった。
それに続いて、
「暑いねぇ…………。」
「暑いなぁ…………。」
と僕と兄さんはいった。
最近なにかと暑いといっていた。
だって暑いんだから仕方ないよね。
「お兄ちゃん、クーラーつけないのー?」
「ん?…………クーラーの存在忘れてた。」
「…………兄さんどうしたの?」
クーラーって夏には欠かせないものだよ!
それを忘れるなんて…………兄さんは大丈夫だろうか?
「扇風機も出してくるよ。」
クーラーの電源をいれた兄さんはそう言って、二階に行ってしまった。
「涼しい~♪」
優香は今扇風機の前に足をくずして座っている。
僕はというと床でゴロゴロしている。
兄さんは…………ソファーで寝てしまっている。
うん、今日はもうだらけよう。
「まぁ、もうだらけてるかぁ…………。」
自分の思っていたことを、自分で訂正する。
…………どうしようこんな日が何日も続いたら。
僕は有意義な夏休みを過ごせるか少し心配になった。
だって初日がこれだもの。
更新が遅れて誠に申し訳ありません。
高校が始まり時間に余裕がなくなりこのようなことになりましたが、連載中止のような、読者様の期待(?)を裏切るようなことはないので、これからもよろしくお願いします。
今回の内容を書くのにかなりの時間が空いたので、
台詞とかがおかしかったり、一人一人のキャラが変わってるなぁ?と思う点などがありましたら、コメントもしくはメッセージで知らせていただければ幸いです。
次の更新はわかりませんが、これからも頑張らせていただきますので、本当によろしくお願いします。