第八十六話~赤点以下はないと思う!!~
「ごちそうさまでした。…………兄さん、母さん達は?」
「今日はかなり遅くなるだってさ。理由は知らないけど。」
「そうなんだ…………。」
またどこかで飲んでいるのだろうか?
僕たちが中学にはいってからはこんなことがよくあった。
まぁ、基本的には飲んでるんだけど…………。
「そろそろ優香起こしてくるかぁ。」
「あっ、僕が起こしてくるよ。」
「そうか。じゃあ、俺は優香の晩飯の用意しとくよ。」
兄さんが言い終わってすぐに僕は優香を起こしに行った。
「お腹いっぱいになったらなんか眠くなってきた~。」
「優香、お風呂は入りなよ。」
僕は優香の言葉を無視してそういった。
「…………わかった。」
優香はそれだけいうと、お風呂にむかってあるいていった。
「…………優衣、昨日何時まで起きてたんだ?」
「二時くらいかな?テスト勉強をしてたんだけどね。」
「…………それで今日はどうだったんだ?」
「赤点以下はないと思う!!」
僕が誇らしげにそういうと、兄さんはあきれたようだった。
「次からはきちんと勉強しろよ。」
「うん、わかったよ。」
僕がそういうと、リビングのドアが開いた。
「お姉ちゃん、お風呂空いたよ~。」
「じゃあ、入ってこようかな。」
僕はリビングを出た。
湯船に浸かりながら、僕は今日のテストのことを考えていた。
「赤点以下だったらどうしよう…………。」
本当に次からは気を付けないといけないなぁ。
僕はお風呂から出た。
更新遅れてすいませんm(__)m
受験などでかなり忙しくなってきました。
高校にはいればある程度更新速度は上がると思います。
受験が終わるまでは、あまりこちらに顔を出せないかもですが、出きるだけ頑張りますので、宜しくお願いします。