第八十四話~最初のテストって……~
「御馳走様でした…………茜、最初のテストって、何月にあるの?」
僕がそう言うと、みんなの目が点になった。
「…………明日ですよ?」
「…………えっ?明日?」
…………全然勉強なんてしてないよ!!
…………駄目だ。もうおしまいだ。
…………あれ? なんで優香は教えてくれなかったんだろう? いつもいってくれるのに…………。
「優香はテストの事知ってたの?」
「知らなかったけど…………授業ちゃんと受けてたし、時間もあるから大丈夫だよ!!」
「じ、時間もあるから大丈夫だよ、って…………徹夜するつもりじゃ…………。」
「その通り、今日は限界まで勉強するよ!!」
…………そういわれた瞬間、僕の身体から力が抜けた。
「もうだめぇ…………眠い…………。」
僕はベッドに飛び込んだ
「まぁ、これだけすれば大丈夫と思うから、後三時間寝よっか。お休みお姉ちゃん。」
「うん、お休みなさい…………。」
僕はすぐに寝た。
無事テストは終わった。
後はもう帰るだけだ。
「優衣、テストどうだった?」
「…………まあまあだと思うよ。」
僕がそう言うと、唯ちゃんは安心したようだった。
本当に勉強した甲斐があったよ…………。
でも、眠いから帰ったらすぐ寝よう。
明日は休みだしゆっくり眠れるから好きなだけ寝よう。
「ふぁ~…………お姉ちゃん、帰ろっか。」
「そうだね。早く帰ろう。」
そう言って、僕たちは席をたった。
皆さん今年も宜しくお願いします!!