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第八十三話～あれから二ヶ月。～
あれから二ヶ月。
今はもう唯ちゃんも一緒に着替えても大丈夫になった。
僕は、クラスにも結構馴染んできた。
この二ヶ月間は特に変わったことはなかったが、もう少しすると夏休みがある。
…………早く来ないかなぁ。
僕はそう思いながら、授業を受けていた。
それにしても、この学校テストはまだなのかな？
もう六月の半ばだというのに、まだ一度もテストを受けていない。
「お姉ちゃん、授業終わったよ？」
「えっ。」
慌てて時計を見る。
…………ほんとだ。授業の時間はもう過ぎてる。
「お昼休みだよ。」
「うん、それはわかってるよ。…………今日はどこで食べるの？」
僕はお弁当を取り出しながら、優香に聞いた。
「今日は教室で食べようと思ってるんだ。」
「皆も？」
僕がみんなを見るとみんな頷いた。
「じゃあ、いっただっきまーす!!」
そう言って優香がさきに食べ始めた。
