第八十一話~…………唯ちゃん、ドンマイ。~
「ここが更衣室…………。」
僕たちが入ったのは、女子更衣室。
中には誰もいない。
…………まぁ、唯ちゃんの要望で二人で急いできたんだけどね。
「早く着替えよっ!!」
唯ちゃんは僕の制服の裾を引っ張りながらなかにはいった。
「じゃあ、早く着替えよっ!!」
唯ちゃんはもう一度そういうと、鞄を漁り始めた。
「…………あれ?」
「どうしたの?」
「体操服が…………ない…………。」
唯ちゃんがそういうと、ドアが開いてクラスの女子のほとんどが入ってきた。
( …………唯ちゃん、ドンマイ。)
僕はそう思いながら、方針状態の唯ちゃんを見ていた。
あれから唯ちゃんの体操服を咲ちゃんが持ってきた。
…………というか、唯ちゃんが咲ちゃんの鞄にいれたみたいだ。
確かにデザインは同じだけど普通気づくんじゃないのかな、とは思ったけど、そこはあえて言わなかった。
そのあと、唯ちゃんは無事着替えを済まし、(とは言っても、みんないたんだけど。)体育の授業はきちんと受けることができた。
今回、時間がなくてこれだけしか書けませんでした。
明日は学校ということもあって、時間がなかったんです。
…………早く冬休みにならないかなぁ。