第七十七話~楽しかったよ。~
僕たちはあの後すぐにまた起きて、みんなとお昼御飯を食べた。
その後は美優さんの家に着くまでの間、車でまた寝ていた。
「今日は皆ありがとう。また来てね。」
「こちらこそ、ありがとうございました。」
「美優、何かあったら電話するんだよー。」
僕たちは美優さんにそれぞれ一言言いながら、家まで歩き始めた。
「じゃあまた明日ー!」
「また明日学校でなー。」
唯ちゃんたちに優香がそう言って見送った後、僕たちは家に入った。
この土日は結構体力使ったよ。
楽しかったから、別に気にしないんだけどね。
「ただいまー。」
「お帰り。楽しかった?」
僕たちが家にはいると、母さんが出迎えてくれた。
「楽しかったよ。」
「…………それにしても美優ちゃんの親戚が優衣たちの同じ年の子で、同じ状況だなんて…………周期的にこんなことが起こるみたいで…………。」
そう言って、母さんは不安そうな顔をした。
確かにこんなことが周期的に起こるとしたら、僕も不安だ。
それに、兄さんがいっていた通り、遺伝だとしたら…………。
「姉さん、今後もこんなことがもし起こったとしたら、その時はその人助けなさい…………母さんから、そういわれてるんだから、私たちはそうするしかないんだよ。」
静香さんは母さんに面と向かって言った。
…………そうだよね。こうなったら仕方ないんだから、今後のことを考えないとね。
…………それにしても、よくこういうことを考えてるような…………気にしないでおこう。
更新遅れてすいません。
最近忙しいので、今後もこういう事態が起こると思いますが、これからも宜しくお願いします。